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アヤナザのポルトガル通信

 

第46回:ポルトガルのパジャマシティ、コスタノヴァ!

2018.11.19


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先日この写真をインスタにアップするや否や、色々な人から「あれ何?看板?」と聞かれたので、今日は可愛い町コスタノヴァをご紹介して行きたいと思います。

 

この写真、看板ではありません。笑

 

アヴェイロから少し海側へ行ったところにコスタノヴァというとても小さなビーチタウンがあり、ここは町中の家々がカラフルなストライプに塗られているのです。可愛い!元々、とっても小さな町で、ビーチタウンと言えど、そこまで海で有名なわけでもなく、ポルトガルの南のように海が綺麗なわけでもないので、あまり行ってみたいとは思っていなかったのですが、またまた日本人の若い子に人気のインスタ デスティネーションだと知り、しばらく気になっていたので行ってきました。

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 最近はインスタがあるためか、みんなどんな世界の田舎でも可愛かったり素敵な場所だと、すぐに見つけて訪れることができるのですね!世界は狭くなったとつくづくと思います。

写真で見て分かるように、こんな風に小さなお家がズラーッと並んでいる町。

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お天気がイマイチなのが残念ですが可愛いです。

ちなみに私が発見してテンションが上がったのは、ポルトガルとポルトガル植民地だった国のビーチ沿いに必ずと言って良いほどあるモザイクタイル。元ブラジル在住の私にとってはテンションが上がるポイントです。

ズラーッと可愛いお家が連なっているところには民宿が多く、あとはカフェやレストランがポツポツ。なぜかチャイナショップがたくさんありました。

観光バスも止まっては数分で去っていき、また止まっては数分で去って行き・・・みんなササッと来て写真を取って帰って行く場所なのですね。

こちらはスペインの子供服モデル?が撮影を行っている様子。

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とっても可愛いですが、やはりスペインのキッズはポルトガルのキッズに比べてもかなりマセています。笑 授乳しながら、オフの間のキッズやその両親を横目で観察していたのですが、なかなかの出来上がった子供モデルの世界が垣間見れました。

これを見ても分かるように写真には本当に映える場所なのですね。

さて、メイン通りから少し外れるとどんな感じなのかというと、こんな感じ。

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こちらはビーチへ続く道。

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ここは1本中に入った道で、メイン通りから少し中へ入ったとしても、ストライプの家々はちらほら見受けられます。しかし、ここはポルトガルの田舎町。少し歩けばこのようなザ・ポルトガルなお家がひょっこり顔を出します。笑

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ビーチのSidewalkもこんな様子でなんだか残念。ビーチでのんびりしたかったので、この町で1泊泊まることにしていたのですが、ここのビーチは日本の私たちのローカルビーチの方が雰囲気が良いくらいで、ポルトガル風のバカンスビーチではありませんでした。

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天気が良くなかったのもあると思いますが、天気が良くてもそこまで感動はしないビーチかな?インスタ映えするスポットではあるので、ササッと写真だけ撮りにくるのに向いている場所です!

「別名パジャマシティ」なんて言うそうです。

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そろそろこの町に対する私の意見に勘付いてきた人もいるかもしれませんが・・・ここで私が一言言いたいことは・・・

「なんでここ!!!?なんでポルトガルまで来てここへ来る???」

という事。ポルトガルをディスりたいわけでもなんでもなく、ただここはとてもポルトガルらしくないディスティネーション。言ってしまえば、どこの国のどの町でも再現できてしまうような街並み・・・もちろん可愛い町ではあるので、ポルトガルに住んでいる人が遊びに来たり、スペインからちょっと足を伸ばして遊びにくるにはとっても素敵な場所だと思います。

しかし、日本からわざわざ来るならば、

もっとこの国にはもっと見るべき場所がある!!!!と思ってしまったのも事実です。

2年ほど前に、若い子に人気のデスティネーション、アゲダはとんでもなく小さい町であり、歴史的な町がたくさんあるポルトガルの中で、若い子はみんな何故ここを訪れるか分からないというような辛口のブログを書いたことがありました。

この町、アゲダに比べれば、もう少し来る甲斐があるというか面白い場所でしょう。(ビーチもあるし。)しかし、旅行会社のポルトガル弾丸ツアーなんかの日程を見ても結構な割合で予定に組み込まれています。そして、ここを訪れるためにポルトガルまで日本からお金を貯めてわざわざやって来る若い子たちもたくさんいるようです。

WHY HERE?

ポルトガルの魅力がここでは十分に伝わらない!!!!

ここに来る時間があるならば、1日でいいから是非ブラガやギマラインシュへ行って欲しい??と思う私なのでした。
インスタやブログではこの町をベタ褒めしている人も多いので、正直な私の感想を書かせていただきました。あくまでも私個人の感想ですよ!

綺麗な海へ行きたいならば、南へ!!!アルガーヴまで行かなくても、コンポルタなどリスボン付近にも素敵なビーチはいくらでもあるのですよ皆さん!!!ユーラシア大陸の最西端まで来ておいて、

もったいない!!!!!!

道中でここに泊まるのが一番都合がいい旅行企画会社の皆さん、インスタグラマーの若い子たち・・・インスタに載せる写真を撮りにここまで来ている人は良いかもしれませんが、ポルトガルを見たい方はここは日帰りで計画に組み込みましょう!そしてポルトガルのもっと歴史的で他にはない町を見て日本に帰ってくださいね!なんて思う私でした。

以上、コスタノヴァにからの私の個人的な意見の発信でした。笑

でも、やっぱりカワイイ町ではあるので、とにかくカワイイ写真が撮りたい!という方々はきっと気にいると思いますよ!

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Profile
筆者:アヤナザ

10代の頃からフランス、オーストラリア、ブラジルと様々な国々にて10年ほど海外生活を送った後、いわゆる西洋文化の中ではポルトガルが日本人に1番合うと確信。ポルトガル移民が多いブラジルはクリチバに在住中、ポルトガルと出逢い、2014年ポルトガル食品のインポーターに。
ポルトガル語、英語、日本語の3ヶ国語を話す。1児の母。趣味は茶道とフルート。

最近は「ZEN」と「マインドフルネス」について調べるのが好き。