- ホーム
- 第36回:ポルトガルの美味しいジェラートSantini
アヤナザのポルトガル通信
第36回:ポルトガルの美味しいジェラートSantini
2021.06.12
今日は妹の誕生日でもあり、ブラジルではバレンタインデーでもあります。ブラジルに住んでいた時には、この日は町中が花であふれかえり、レストランは超派手なデコレーションやライトやバラで埋め尽くされるため、毎年楽しみでした。なんでもド派手にやりたがる、ラテンの血は客観的に見ている分にはとても面白い。日本人は怖いほど客観的かつ冷静なので、ラテンの文化の中にいると、そんな自分が中和されて良いバランスが取れるのでは?と昔から思っている私であります。
ラテンに関わらず、西洋の人はバレンタインデーはわざと皆んなの前でやる節があるので、なかなか色々なポリティックスが絡みます。花を学校や会社に送りつけるのは定番ショー。オーストラリアの高校でも、巨大なテディーベアを学校に送りつけたり、はたまた持ってきたり、なかなか日本人としては引くレベルのものも多く、バレンタインデーは外国人の彼がいる人は戸惑わず、喜ぶ顔の練習をすておいた方が喧嘩に繋がらなくていいかもしれないですね。笑 ちなみに国境も余裕で超えて花を送ってくるのでラテンの彼がいる方は最初に会社の上司に「文化なんです」と言っておいた方がいいかもしれません。
ポルトガル語でバレンタインデーでは Dia dos Namorados. まぁそのまま「恋人たちの日」という直訳。ちなみにポルトガルでは私たちと同じ2月14日です。シンプルに Dia de São Valentim と言ったりもします。
ポルトガル人の男性は日本人に比べたら情熱的ではあっても、ラテンの中では結構シャイな方なので、イタリア人やブラジル人のように突拍子もないことをしてくる人はあまりいないと個人的には思います。(もちろん人によるぞ)
さて、そんな今日はちょっとバレンタインに寄せた記事、でも日本は暑いし・・と言うことでポルトガルのジェラート屋さんを記事にしました。
(※2度目ですが、ポルトガルのバレンタインデーは普通に2月14日です。)
暑くなってくるとやはりジェラートが食べたくなる。
ジェラートと聞くとポルトガルに行きたくなる。
と言うことで、今回はポルトガルで1番美味しいと言われているSantini(サンティーニ)
をご紹介。1949年に創業されたこのアイスクリームはカシュカイシュのアイスクリーム屋さんです。以前は小さいお店だったのですが、最近はリスボンや色々なところで見かけることができます。
リスボンのメイン通りにあるいつも行列ができていたアモリーノはポルトガルのアイスクリーム屋さんではなく、パリ発祥のチェーン店。フランスとだけあってお店の造りなども少しクラシックでお洒落で、結構美味しいです。味もいくつでも選べるし。
しかし、今日ご紹介するジェラート屋さんのサンティーニはシンボルカラーは赤と白で、アモリーノに比べるともっとポップでお洒落にはそこまで重点を置いていない感じ。
それでも、ポルトガルにいる時は、なるべくポルトガルのものを食べたい!と思うので、このジェラート屋さんにはよく入ります。まぁポルトガルと言ってもイタリア系ファミリーの経営だそうですが。
この日は珍しく貸切な店内。夜だったからかな?コロナで今は閉じている可能性も高いので、ポルトガル人の友人に聞いてみたら、リスボンっ子の友人から「あそこら辺は最近行かないよ」と言う返答が返ってきました。
なるほどね。
ここのジェラート、なんと言っても味が絶品!!!!!イタリアのジェラートを食べた時に、イタリアのジェラートは誰も抜くことができない!と思いましたが、サンティーニのジェラートは、それに対抗できるくらい本当に美味しい!!!
「ジェラート基準はヨーロッパベースなので、適当なのでは美味しいと言えません!オホホ」なんて人にも、ここのジェラートは受け入れらる!それくらい美味しいと思います。
ここも他のジェラート屋さんと同じく、「これどんな味ですか?」と言うと小さいスプーンに入れて試させてくれます!こちらはバナナとナッツのジェラート。
バナナ好きにはたまらないコンビネーション!濃厚でとっても美味しかったです!!!
私はお決まりのチョコレートを頼んでしまいました。下にあるのがチョコレートミントですが、アメリカや日本のチョコレートミントのように、明るいグリーンではなく茶色なので、とても自然で嬉しい!!
しかし、ここはフルーツ系が推しなので、フルーツが好きな方はそちらを頼むことをお勧めします。私はとにかくチョコレートが好きなので、チョコレートの誘惑に負けて頼んでしまいましたが、それもまたサラッとしていて美味しい!美味でした。アメリカとは違う自然なチョコミントは本当にアロマのように健康的で香りも楽しめます!
チョコで終わらすのも、なんだか味気ないなぁと思い、皆さんにレポートをするためにも、次の週にはフルーツ責めでリベンジしたのが上の写真。やっぱり、フルーツ系を頼んだ方が美味しさが引き立ちました。
マンゴー、ラズベリー、ナッツのミックス。
そしてこちらは、またもやミントチョコレートとストロベリー。ストロベリーのアイスって失敗すると本当に不味くなるので、嫌でしたが、ここのジェラートはやはり美味しい!!
ここのジェラートはこんなに種類があるのにも関わらずその日に作られているんです!!!それもあってか、ポルトガルで1番美味しいと言われていますが、それって誰が決めたんだろうと言う気もします。笑 もちろん美味しいですが、何に関してもやはり「1番」って決めにくくないか?と思う私。
「美味しいと感じる度合い」は、その日の天候や気分や、どれだけお腹が空いているかや誰と一緒にいるかも絶対に関わってくるので、1番リスボンで美味しいぜ!とここで紹介してしまうと、期待を寄せて行った人がそこまでジャン・・・と思ってしまうと良くないと思うので、あえて「美味しいジェラート」と言うことで止めておきましょう。
美味しいジェラートですし、日本から行く人は間違いなく美味しいと思うはずです!!イタリアやその他のヨーロッパからくる人は「まぁ、美味しいね」くらいかもですが、ポルトガルに行ったらぜひ食べて見てくださいね!私たちは次にポルトガルへ行った時にも必ず行きます!!!
さてさて、自分が書いた記事でジェラートが食べたくなったので、今週末は美味しいジェラートを買いに行ってみようと思います!
??黄色いトラムの美味しいポルトガル商品はこちらから?
旅行ができない今、どんなことができるかな?と思いお家でできる串刺しレシピを考案しました!
ポルトガル調味料マッサをベースにして応用編として作った、「Tempero Doce」で作ったポルトガル料理のエスペターダは、なかなか自分では出せないポルトガルの味の調合を現地してしたモノを、日本に連れて帰ってきたヒトビンです。ポルトガルらしいハーブとパプリカの香りがお口の中に広がって、一気にポルトガルの気分に浸れますのでぜひお試しあれ〜!
パプリカ&ハーブの調味料:700円(税抜)
【ブログ一覧へ戻る】
10代の頃からフランス、オーストラリア、ブラジルと様々な国々にて10年ほど海外生活を送った後、いわゆる西洋文化の中ではポルトガルが日本人に1番合うと確信。ポルトガル移民が多いブラジルはクリチバに在住中、ポルトガルと出逢い、2014年ポルトガル食品のインポーターに。
ポルトガル語、英語、日本語の3ヶ国語を話す。1児の母。趣味は茶道とフルート。
最近は「ZEN」と「マインドフルネス」について調べるのが好き。