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アヤナザのポルトガル通信

 

第42回:ブログ再開!ラメゴの教会!

2022.05.18

皆さんお久しぶりです!ついにポルトガル通信再開の日がやってきました!!
ついに新しいプロジェクトがひと段落つき、また今までのペースに戻せそうなので、
大好きなブログを再開しようと思います!

そのプロジェクトについては、あと数週間以内には発表できそうな予感!
楽しみに待っていてくださいねー!
 

そんな中、本日記事にするのはラメゴの教会。久しぶりにブログを書くので、何にしようか迷いましたが、結構感動したラメゴの教会に決定しました。
まさかこんな田舎の町であんなダイナミックな歴史的建造物に出会えるとは・・・。観光客が増え、アジア人というだけで、動くだけで凝視されていた少し前とは違い、すっかりアジア顔にも慣れて来たポルトガル人ですが、ここは未だに道ですれ違う人が振り返ってくるほどの田舎町なのによくこんな立派なものが潜んでいたな!!!というくらい驚きの建造物でした。

そんなドウロにある町ラメゴで出会った教会は・・・

Santuário e Escadório de Nossa Senhora dos Remédios ノッサ セニョーラ ドス レメディオス教会

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美しい!!!!

余談ですが、ブラジル人はオーマイガッ!という感じで、ノッサセニョーラ!!やノッサ!!を、1日100回くらいは言っていると思いますが(笑)、ポルトガル人はその表現は使わないので、ここで久しぶりに「ノッサ セニョーラ」という名前を見た時は、おおお!懐かしい!と思いました。笑

 

前にポルトガルの深夜テレビでクリスマスになるとライトアップされ、それがとても幻想的だという小さな特集をやっていたのを見たときからずーっと行きたいと思っていたこの場所。子供が寝なければいけないので夜は無理ですし、ドウロの辺りは夜には運転したくない・・・ということで昼間の訪問になりましたが、

 

ついに来れた!

何もない町でしたが感動しました。

 

ここの教会はただの教会ではなく、いろいろなトリックというかカラクリがあるのです。まず、教会は山の上に建てられていて、下の広場とは階段で繋がっています。

面白いカラクリはもう、下にいる時から始まっていて春夏秋冬を表したモニュメントがノッサセニョーラドスレメディオス教会へ向けて20メートル置きくらいに1列で建てられていたり。

 

このモニュメントは「秋」

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その後ろにある像が「冬」です。四季を意識する国民というのはどこにでもいるわけではないので、それもまた日本人と似ています。ポルトガル人、教会の作り方など考えることがオシャレですよね。

その後ろに見えるのが、教会へと続く700段くらいの階段!!!産後の自分の体と0歳児を抱っこして700段・・・いや、無理だ。と思い、私たちは車でブーンと上まで行くことになりました。

 

森の中を潜りながら上に着くと、ちょっと開けたスペースの到着。ここにはカフェなどは一軒しかないので、下の広場で何かを食べてくることをオススメします。

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こんな素敵な場所なのに知られていないなんて勿体無い!と思っていると、ドイツとフランスの観光バスがやってきて、バーっと降りてきて見ては帰り・・・というのをやっていました。やはりヨーロッパの中では有名なのですね。

 

車を停める場所がたくさんあったのですが、止まっていた車は実際3台ほどでした。ストローラーを用意しテクテク歩いて行くと・・・

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教会がすぐに登場。これは後ろ姿というか横顔。下から見えていたのが、ファザードの部分です。

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さて表へまわって見てみよう!と思うと、大きい!!!大きすぎて写真になどとても収まりません!!!!この町、とんでもないほど田舎町なのに、その町にある教会にしては、立派すぎる!18世紀のポルトガルは本当に怖いもの無しだったのでしょうね・・・

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ポルトガルらしいバロック様式の教会です。そういえば、「バロック」の語源はポルトガル語らしく、過剰な装飾を比喩したBARROCOという歪んだ真珠という意味から来ているらしいです。知らなかった・・・。これも彼らがワビサビを理解できる所以か?

教会の中はとっても面白くて、外とは全く違います。撮影禁止だったのと、実際にお祈りをしている人も何人かいたので、撮影は控えたのですが、一言で言うと、「ウエッジウッドの食器」のような内装でした。笑 (伝わったかな・・・?)

教会自体も美しいレメディオス教会ですが、周りの装飾が大迫力。正面の全体像を見るために、例の階段を少しずつ下へ下がって行ってみると・・・

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おおー!やっと全体像が見えた!というか教会前にあるアズレージョが大きい!そして、この創りなんと美しい!ポルトガルのバロック様式に、アズレージョを埋め込んだり、階段の交差具合など、この美的センスがたまりませんね。

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 そしてここは山の上。教会の前からは町が一望できます。

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先ほどから田舎町と何度も言ってしまっていましたが、こうやって写真で見ると丘にある町としては、割と大きな町でした。
大きな集合住宅がたくさんあったのが気になりました。

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教会の前に700段の階段があったり、その踊り場というか、休憩スポットごとに立派なアズレージョがあったり、モニュメントが数えきれないほどあったり…とにかく規模がハンパない!!!壮大な教会。

よくもまぁこんな立派な建築物を山を丸々使ってつくったな・・・というかつくれたなぁ・・・と感心します。

その他の建築物も迫力がすごい!

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わ〜おゾクゾク!

その昔、ダビンチコードなどの小説の大ファンだったので、こういうのを見ると物語が始まりそう!とウハウハしてしまいます。(しかし、あのシリーズは熱心なカトリックな方々はもちろん嫌いなので、ポルトガル人と話すときは慎重に)

お寺も山の上に建てられることが多いし、やはり山は人間にとって神聖なる場所なのですね。

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その昔、この686段の階段を修行僧達は膝で登ったと言われています・・・膝で階段…!!!!

それこそ、

ノッサセニョーラ!!!

と叫びたくなったでしょう…

最後の最後にこのおじさんを見て彼等は何を思ったのでしょう・・・

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 人間信じればなんでもできるのですね。

ラメゴはドウロ川沿いにある町なので行きと帰りは素敵なドウロの風景を見ながら美しいドライブを楽しみました。

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 え?こんなところにこんなものが???

というのがまさにポルトガル!!!この国には、まだまだ知らないところがたくさんあるだろうと思うとワクワクしますね!

 

夜に行くと、暗闇の中で浮かび上がるように教会と階段が照らされ、本当におとぎ話の世界のようになるラメゴの教会。クリスマス前にはライトアップされるので、次は夜に下から見てみたいな〜と思いました。

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Profile
筆者:アヤナザ

10代の頃からフランス、オーストラリア、ブラジルと様々な国々にて10年ほど海外生活を送った後、いわゆる西洋文化の中ではポルトガルが日本人に1番合うと確信。ポルトガル移民が多いブラジルはクリチバに在住中、ポルトガルと出逢い、2014年ポルトガル食品のインポーターに。
ポルトガル語、英語、日本語の3ヶ国語を話す。1児の母。趣味は茶道とフルート。

最近は「ZEN」と「マインドフルネス」について調べるのが好き。