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アヤナザのポルトガル通信
第62回:歴史的なポウザーダでディナーを!
2023.04.27
ポウザーダ巡り。
今回は前回に引き続き、有名なギマラインシュでディナーを食べた時の話です!!!
(前半)ギマラインシュの紹介はこちら。
本日は後半のポウザーダで食べたディナーの紹介になります。
ポウザーダのディナーは割と有名。
ポウザーダに泊まる理由の一つは美味しいご飯を食べられるからという人もいて、
しっかりとしたシェフがどこにも常駐しております。
今回のディナーを食べたポウザーダは
Pousada Mosteiro De Guimaraes
早速チェックインしてゆっくりした後に、早目のディナーを食べに向かいました。
ポウザーダによって、子供も入れそうな雰囲気のところと、ちょっとここは敷居が高いなというところがあります。
ここ、ギマラインスのポウザーダはとても敷居が高い感じがしましたが、外に食べに行く時間と気力がなかったので、
ホテルの人に子供も連れていいか恐る恐る聞いてみたところ、ウェルカムだったので、ここで食べることに決定しました。
娘はもう赤ちゃんのように泣いたりすることもないし大丈夫だろうと思いながらも、心配してディナー場所へ向かったのですが、
思った以上に人が誰もいなくて安心。
ポルトガルではディナーの時間も遅いので、私たちの早いディナーでは他と当たることもなくいつもスキスキです。
(ただ早すぎてレストランが開いてないパターンの時ももちろんありますが。笑)
ちなみにここは、朝ごはん会場でもあります。
席に着くなり、プロフェッショナルな感じのウェイターたちが出迎えてくれます。
まずは恒例のアパタイザーから。
これは頼まないと出てこないのですが、
ポルトガルにいると、やはりスターターから食事が始まらないと落ち着かないので、
「最初にパンとオリーブなど準備しましょうか?」と聞かれた時にすぐにお願いしました。
スターターと飲み物を出してもらえると、メニューがゆっくり見られるので気が楽です。
サラダからスタート。恒例のミックスサラダですが、いつものレタスベースではなくて、トマトときゅうりのゴロゴロ系でした。
美味しい美味しい!
やはりポウザーダなので拘っていますね。その分値段も張りますが・・・
そこから頼んだものがいい感じのペースで少しずつ登場します。
This is on the house. と言って出されたこちらは
シェフからの特別サービスのキッシュ。
上だけチーズの部分がカリカリしていて、なかなか美味しい!!!
出された器もオシャレでした。
そして、頼んだ牛の頬肉のワイン煮込み。
ポルトガルでは赤ワイン煮込みはいつもマッシュドポテトと一緒に出てくるのですが、
こんなオシャレなお花と出てきたのは初めて!
上にかかっているピスタチオもお肉と混ざり口の中で溶けるようで、とても美味しかった!!!!
そして、あると頼んでしまうアロイシュ・デ・マリシュコシュ(海鮮リゾット)も登場。
パッと見、量も少なそうですが、なかなかのボリュームでした。
新鮮さは、やはり海辺のローカルレストランには敵わないかなぁと思っていたのですが、
エビやコリアンダーの味が見事に絡まって最高に美味しかったです!
やはりポルトガルの北部は何をしてもレベルが高い!アレンテージョやアルガーブももちろん最高ですが、
質の洗練され具合などは北部が比べ物にならないくらい高いですね。
本当に、ポルトガルは小さい国なのに北と南の雰囲気が違いすぎて面白い!!!!
ここは全て美味しいですが、メニューの数は少なく、
娘が食べるものがなくて困っていると、簡単なボロネーゼを作ってくれました。
ポルトガルやにはキッズメニュー的などが用意されていることはあまりないのですが、
裏メニュー的な感じでお店の人に直接相談するとどこでも作ってくれます。
大体、子供が食べれそうな何かありますか?と相談すれば、
パスタやリゾット、簡単なバゲットなど色々と大人用を子供風にリアレンジ対応してくれるので安心です。
ポルトガルはチップ制度が強くはなく、アメリカほど払わなくて良いですが、
そういう時はいつも少し多めに払うようにしています。
これで合計100ユーロくらいだったので、円安というのもあり安くはないというか、高いですが、
とても質が高く美味しく、なおかつ子供も受け入れてくれて本当に素敵な気分を味わえたディナーとなりました。
ポウザーダに泊まられることがあったら、ぜひディナーを味わってみてくださいね。
その土地やそのポウザーダの美味しい郷土料理に出逢えますよ!
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