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アヤナザのポルトガル通信
第78回:マルヴァオンのポウザーダで朝食を
2025.03.07
今回は前回に引き続き、ポウザーダ・デ・マルヴァオンの朝食をご紹介。
ポウザーダは最近、どこに泊まってもメニューが同じ感じ・・・
ここもそんな感じではありましたが、食堂?の景色がなかなか素敵でした。
朝食のレストランに行くまでには、ポウザーダ恒例の甲冑がお出迎え。
「またこの兵隊がいるの・・・?」と不満気な子供達。
この甲冑がなかなか怖いらしく、子供たちは必ず走って通り抜けて行きます。
甲冑は他のポウザーダにもあるので、雰囲気が物々しくて怖いらしい。
私も確かに夜のポウザーダでこの兵隊に会うのは怖かったな・・・。
さて、気になる朝食会場はこんな感じ。
朝早く来てしまったので、晴れてないのが少し悲しかったのも事実。
なかなか寒い朝でした。
席数が少ないことを見ても、このポウザーダ自体があまり大きいポウザーダではないことが分かります。
何しろ全貌を見渡すことができないので、大きさが一目では把握できない!
ポウザーダがある場所は最高なのだけれど、眺めがいいところは少ないなぁと感じました。
早速、お料理の紹介に入りますが、
他のポウザーダと同じようにチーズとハムが数種類ずつ。
他のポウザーダよりも少しこじんまりとした印象でした。
やはりペンサナグループが管理するようになってから、ポウザーダはどこも同じような感じになってしまいましたね。
違う言い方で言えば、どこへ行っても同じクオリティの体験ができるってことにもなりますが・・・。
フルーツや、羊のチーズ、ケイジョフレスコなんかも、もちろん揃っているので、
色々とポルトガルの食べ物が試せます。
ヨーグルト、シリアルコーナーはちょっとした手作りのものもあり、
少しワクワクポイント。
しかし残念ながら、横のコーヒーがただのカプセルで入れるエスプレッソマシーンでした。
普通のコンチネンタルブレクファーストと地元のものが少しだけ試せる感じ。
最近はアグリツーリズモなんかのファームステイで手作りの美味しいものなどをたくさん朝食に頂いていたので、
少しだけ、寂しい感じがしました。
それでも、ポルトガルの朝食は他のヨーロッパ諸国よりは日本人の口に合うので感謝です。
エスプレッソもカプセルで驚きましたが、デルタだったから嬉しい。
コーヒーを飲みながらふと思ったのは、ポウザーダはなぜか英語圏のお客様がとても多い。
ツアーに組み込まれていたりするのだろう。
つまり、食事の質とか、朝食なども豪華なものを用意したとて、みんな英語圏の人々だからあまり食べないんだろうなぁと予想してみました。
欧米と一括りにするのは良くないけれど、彼らってあまり朝食を食べないですよね。
ポウザーダから少し上がっていくと、マルバオンが一望できる素敵な場所がたくさん。
この白い建物の一部がポウザーダです。
お散歩に出ると、
朝は曇っていたマルヴァオンも晴れてとてもいい気持ちの景色に。
やっぱりポルトガルは晴れているのが1番似合う!
ずっと気になっていたマルヴァオンのポウザーダについに泊まれた今回。天晴れです!
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ポルトガル食品輸入会社ポルトドポルトのバイヤー。10代の頃からフランス、オーストラリア、ブラジルと様々な国々にて10年ほど海外生活を送った後、西洋文化の中ではポルトガルが日本人に1番合うと確信。オーストラリアNSW州立ウェスタンシドニー大学を卒業後、ブラジルで就職。帰国後ドイツ系会社で社長秘書を勤めた後、夫と共にポルトガル食材輸入会社を起業。ポルトガル語、英語、日本語の3ヶ国語を話す。
NHK総合の人気番組「世界は欲しいモノにあふれてる」に出演後、ラジオゲストや、NHK文化センター講師など、幅広く活躍中。