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アヤナザのポルトガル通信

第87回:オビドスで見つけた、海と自然に囲まれた隠れ家

 

ポルトガルを旅するとき、多くの人がまず思い浮かべるのは、リスボンやポルト、そして石畳の小さな町オビドスではないでしょうか。

白い壁に黄色や青の縁取りが美しい家々。
城壁に囲まれた旧市街。
ジンジャの甘い香り。

オビドスは、確かにとても魅力的な町です。

でも、今回ご紹介したいのは、そんな「かわいらしいオビドス」とは少し違う場所。

オビドスの町から少し離れたRoyal Óbidos Scenic Resort(ロイヤル・オビドス・シーニック・リゾート)です。


オビドスから少し離れると、景色が変わる

Royal Óbidos Scenic Resortがあるのは、ポルトガル中西部の西海岸。

リゾートは136ヘクタールという広大な敷地に広がり、Óbidos Lagoon(オビドス湖)と大西洋を望む、なんとも贅沢なロケーションです。

オビドス旧市街のような、かわいらしい石畳の世界とはまったく違います。

視界いっぱいに広がる緑。

その向こうに見える海。

そして、静かに流れる時間。

「ポルトガル旅行=街歩き」というイメージがありますが、こういう場所で何もしない時間を過ごすのも、ポルトガル旅行の楽しみ方のひとつだと思います。


ゴルフをしない人にもおすすめしたい理由

Royal Óbidosといえば、まずゴルフを思い浮かべる方が多い様子。実際にゴルフバックを抱えたおじさまばかりが訪問していました。

実際、ここには世界的なゴルファー、セベ・バレステロスが設計した18ホールのゴルフコースがあります。

コースは周囲の自然や起伏を生かして設計され、全長は約6,400m。大西洋を感じながらプレーできる、美しいコースです。

でも、ゴルフをしない私にとっても、この場所の魅力は十分すぎるほど。

むしろ、ゴルフをしない人こそ、

「こんなところに泊まって、何もしない」

という過ごし方をしてみてほしい場所です。


ホテルから眺める、大西洋

リゾート内にあるのが、5つ星ホテルのEvolutee Hotel。

どうやらホテルとゴルフコースと名前が違うらしいことを来てから発見。洗練されたデザインのホテルで、客室からはゴルフコースや海を望むことができます。特に海を望む客室にはバルコニーがあり、ゆっくり景色を楽しめるのが魅力。

といえど、ポルトガルらしく、豪華にしようと頑張った感じが溢れ出すホテル。笑 でもその完璧じゃないのがまたいいのです。人間の人生のようでね・・・

朝起きてカーテンを開ける。

そこに広がるのは、工事中のゴルフコース。笑 でもポルトガルの青い空と海も見えます。

しかし観光地を急いで巡る旅とは違って、

「今日はどこへ行こう?」

と考える前に、

「今日はここでゆっくりしよう。」

と思わせてくれる。

そんなホテルです。


家族旅行にも向いている

実は、このリゾートの面白いところは、カップルやゴルファーだけをターゲットにしているわけではないところ。

ホテルだけではなく、ヴィラやアパートメントも用意されています。

さらに、屋内プール、サウナ、トルコ式バス、ジムなどの施設もあり、家族での滞在にも対応しています。

特にアパートメントタイプなら、キッチンなどを使いながら、ホテルとは少し違った「暮らすような旅」ができるのも魅力。

私たちは小さな子どもを連れてだったので普通のホテルスタイルに滞在させてもらいましたがホテル内も広くベビーカーでもいやすかったです。


海が好きなら、ここを拠点にしたい

Royal Óbidos Scenic Resortの魅力は、周辺にもあります。

近くにはPenicheやBalealなど、サーフィンで知られる海岸があります。

さらにÓbidos Lagoonではウォータースポーツを楽しむことができ、大西洋側には美しいビーチや漁村も点在しています。

そして、自然好きなら忘れてはいけないのがBerlengas(ベルレンガス諸島)。

海に浮かぶ自然保護区で、船で訪れることができます。

つまり、この場所は「オビドス観光のためのホテル」というより、

ポルトガル西海岸を楽しむための拠点

として考えると、とても魅力的かもです。


日本人が気になる水回りはしっかり綺麗。


オビドス旧市街とセットで楽しみたい

もちろん、オビドスに来たなら旧市街にも行ってほしい。

城壁に囲まれた小さな町を歩き、白い家々を眺め、路地裏を歩く。

そしてジンジーニャを小さなチョコレートカップで楽しむ。

そんな「昔ながらのポルトガル」を味わったあとに、Royal Óbidosへ戻る。

昼間は町歩き。

夕方は海を眺めながらホテルでゆっくり。

この組み合わせが、とても贅沢だと思います。


ポルトガルで「何もしない」という贅沢

ポルトガル旅行というと、ついつい予定を詰め込んでしまいます。

リスボンへ行って、シントラへ行って、オビドスへ行って、ナザレへ行って……。

もちろん、それも楽しい。

でも、何度かポルトガルを訪れていると、だんだんと、

「何もしない時間こそ、ポルトガルらしいのでは?」

と思うようになります。

朝、ゆっくり朝食を食べる。

海を見る。

プールで過ごす。

本を読む。

夕方になったらワインを飲む。

そして、夕日に染まる大西洋を眺める。

それだけ。

でも、それがとても贅沢。

Royal Óbidos Scenic Resortは、そんな旅をしたい人にぴったりの場所だと思います。

子供と泳げるプールもあリマス。


Royal Óbidos Scenic Resortはこんな人におすすめ

・オビドスだけではなく西海岸まで楽しみたい
・ポルトガルでゆっくり過ごしたい
・海の見えるホテルが好き
・家族でのんびり旅行したい
・ゴルフが好き
・スパやプールも楽しみたい
・リスボンとは違うポルトガルを体験したい
・ビーチや自然が好き
・「観光」より「滞在」を楽しみたい

そんな方には、ぜひ候補に入れてほしい場所です。


私がポルトガルで好きなのは、こういう場所

ポルトガルには、世界的に有名な観光地がたくさんあります。

でも、私が何度もポルトガルを訪れていて好きだなと思うのは、実はこういう場所です。

観光客でいっぱいではなく、

海と空があって、

おいしいものがあって、

ゆっくり時間が流れている。

そして、少しだけ日常から離れられる。

Royal Óbidos Scenic Resortは、そんなポルトガルの魅力を感じられる場所のひとつ。ちょっと気取りすぎてる感じはあるけれど、日本人からしたら、そこまでファンシーではないのがまた落ち着かせてくれます。

オビドスを訪れるなら、旧市街だけで終わらせず、少し自然の中にも足を延ばして見てくだされ。

「ポルトガルの休日」を過ごすなら、こんな場所もおすすめです。

Royal Óbidos Scenic Resort 公式サイト


 

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Profile
筆者:アヤナザ

ポルトガル食品輸入会社ポルトドポルトのバイヤー。10代の頃からフランス、オーストラリア、ブラジルと様々な国々にて10年ほど海外生活を送った後、西洋文化の中ではポルトガルが日本人に1番合うと確信。オーストラリアNSW州立ウェスタンシドニー大学を卒業後、ブラジルで就職。帰国後ドイツ系会社で社長秘書を勤めた後、夫と共にポルトガル食材輸入会社を起業。ポルトガル語、英語、日本語の3ヶ国語を話す。
NHK総合の人気番組「世界は欲しいモノにあふれてる」に出演後、ラジオゲストや、NHK文化センター講師など、幅広く活躍中。