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アヤナザのポルトガル通信
第9回:山の上でオシャレなランチ
Patio Das Babosas
2020.07.10
マデイラ島では外せない観光スポットの一つとしてロープウェイがあるのですが、
そこを上がっていくと小さな小さな村モンテエリアがあります。モンテとはポルトガル語で山という意味。
文字通り山の中にある小さな町なのです。
そのエリアの探索に出向いた時に、お腹が空きすぎて入ったカフェをご紹介。
基本モンテエリアには何もないのにその中に急にお洒落なスポットが登場!
カフェレストラン Patio das Babosas!!
外観もとってもオシャレ!!!
そしてこのカフェ、すごいところに建っているのです。そう。崖?と言ったら言い過ぎですが、山の上。
結構な山の上でございます。
下の写真に写っているロープウェイに乗ってここまできたのですが、本当によく作ったな!というかよく許可ができたな!
と思いました。普通に校庭や家のうえを通ってここまでくるので、危ないしプライバシーも何もないし、
日本だったらありえないけれど、マデイラでは、まぁなんでもありなんだな・・・とも。笑
レストランの目の前にはこんな山がそびえ立っております。マデイラの面白いところはやはり地形ですね。
山には慣れている日本人の私たちですが、その私たちがなんか、ここ狭いというか、すごい急斜面だな・・・
平らな場所がないなぁ・・・と潜在的に感じるほど、山でした。
少々荒れた感じがここの雰囲気を伝えていると思うので、載せたのですが、マデイラ島は日本人がビックリするほどすごいところに家々が建っていたりします。
さてさて、レストランの入り口はこんなスタイルの素敵な場所です。
なんだか昔の駅みたいな雰囲気。後ろのロープウェイの降り場が見えるので位置関係も分かるかな?
なにせ小さな小さな村というか、ここにこんな観光客が来ていいのか??という雰囲気のエリアなのでレストランなどはほぼ無い。ということで、ここに結構な人が集中します。
お店の前にはかなり新しいトボカンのアズレージョも綺麗に貼ってありました。
以前のブログにも書いた通り、ここはマデイラのあの有名な乗り物トボカンがあるのですが、その乗り場所がここモンテエリアにあるのです。
私たちは子供を連れていたので乗ることはできませんでしたが、せっかくマデイラに来たので調査がてら見に行って見た後、
ここでランチを食べることに。
【トボカンが何かについて書いた記事はこちら】
さてお店の中へ入ると外のテラス席へ通されました。
テラス席は狭いのに大人気。しかーし・・・夏なのに寒い!!!
さっきまでとっても晴れていた空も急に暗くなり、いきなり極寒の地に。
さすがマデイラらしいトロピカルな天気だな・・・
娘もタンクトップだったので、これはまずいと思い、中に移動してもらうことになりました。
ポルトガルでは外の席が大人気のため人気のない中の席ですが、そのため人もいつもお店の中には少ないので
広々と使うことができます。外はパンパンなのに、中は誰もいないレストラン・・・ヨーロッパの定番です。笑
余談ですが、マデイラは本当にイギリス人だらけ。色々なヨーロッパ人がいますが、イギリス人がめちゃ多い。
彼らはマデイラ島に南国の風を求めてやって来ます。
そんなに遠くもないトロピカルな地はマデイラ!!となるのは分かるのですが、めっちゃアロハシャツの人たちがいて笑えました。
何度も言いますが、北ヨーロッパ人たちがここに来て感じるマデイラ島と、日本人が来て感じるマデイラ島は全然違うと思う。
彼らにとっては、この湿気も地形も食べ物も、何もかもがトロピカール恋してる(笑)て感じでアメージング アメージング
言っていますが、それを鵜呑みにして日本人の感覚で行くと
「ホホォ・・・」
という感じになると思います。
それより、こんな山のてっぺんに町があることがスゴイ。
行ってしまうと、観光客しかいないし、何もないので「こんなものかぁ」で終わるのですが、
よく考えて見ると現在いる場所自体が結構スゴイ。
まずはどこに言っても定番ナチュラルオレンジジュースにAgua com gas.
お酒を飲めなくても、オーダーしてゆっくり飲めるジュースがあるのはとても嬉しい。
そして娘に何かあげられそうなものがあるかと聞くと、こちらのほうれん草ポタージュをおすすめされたのでこちらを。
ここで私たち、気づきます。
ここはめっちゃこだわりオシャレカフェ!!レジの横にはヴィーガンクッキー。
出てきたほうれん草スープにはオシャレなお花がのっているではありませんか。
こういうの、ポルトガルのレストランにはあまり無い!!!!伝統的なレストランには絶対に無い!笑
お店の入り口からすでにオシャレで、看板は全て英語だったのですが、HOT DRINKのことをDRINK HOTと書いてあったり
LUNCH WELLという変な英語だったのでポルトガル人オーナーだな(ポルトガル語ではBebida QuenteというようにHOTという形容詞が後ろにくるのでオーダーとしてはポルトガル順になっていた)と思っていましたが、
ここも外国人オーナーなのかな?
そんな視点でメニューを再度見てみると確かにポルトガルっぽく無いメニューではありました。
さてさてそんなこんなで出て来たメイン!
ビーフとMILHO FRITO(ミリョフリット)プラスオシャレな飾りのフラワー
めちゃめちゃオシャレ!!!
ポルトガルのしかもマデイラ島の山奥でこんなオシャレメニューが出てくるなんてありえない!驚きました!!!
MILHO FRITOは前も書いた通りマデイラ島の郷土料理。ペースト状にしたとうもろこしを揚げたもので、
マデイラ島の郷土料理とされていますが、ブラジル南部でもよく食べていて、ブラジルではPOLENTAと呼ばれています。
調べてみるとPOLENTAはイタリア語でした。
ということはこの郷土料理のMILHO FRITOもイタリアからきているのですね。
そして、ここは言ってもポルトガル。どんなにオシャレでもライスがある!
ARROZ系を一つと言ったらアスパラが刺さっているリゾットが出て来ました!笑
すごい!
全く持ってポルトガルの味がしませんがオシャレでチーズをかけてトロピカルなフルーツを散りばめ食べるご飯は
とても斬新で美味!!
小さな島というのはその国のようで全く違うのでとっても面白いですね。
普段は色々な場所を調査してレポートしたいため、友人がいるときは大体同じ場所で食べますが、それ以外の家族だけの時はスイーツは違う場所で食べるようにしています。
しかし、ここまで結構美味しくオシャレで、外も雲行きが怪しかったので、
本日はここでスイーツも食べて行くことにしました。
オススメのブラウニーを一つ。
またもや刺さってるスタイルで登場!刺さってるスタイル=斬新でオシャレな感じなのですね。
ポルトガルの定番スイーツはプディン、カスタード系のケーキ、ムースなどで、
ブラウニーも普通のポルトガルレストランだとあまり出てこないので楽しみにしているとやはりめっちゃオシャレ!!!
そして美味しい!!!
プラスで例外なくエスプレッソ。
私は最近ではよく見るようになって来たカプチーノをオーダー!
今までは「カプチーノ」と頼むと、友人に「おい、マダム。ここはどこだと思ってるんだ 笑」とツッコミを入れられるほどファンシーな飲み物だったポルトガルでのカプチーノの位置付けはここ数年でだんだんと下がってきたように感じます。
しかし、これだけオシャなカフェならそれはありすよね!!!
カプチーノカプチーノ!
娘の面倒をみていたら泡が沈んでしまった・・・笑
外が冷え込んでいたため、余計に美味しく感じたカプチーノでありました。
マデイラ島のモンテエリアでは山小屋のようなところで食べることになると思っていたこの日のランチ。
まさかのとってもおシャレな山の上でのランチスポットを発見でなんだかホッコリ。
モンテエリアに行かれる方、ポルトガルっぽくは無いものの、
オシャレなひとときをここのPatio das babosas でお過ごしくださいね。
マデイラ島は本当に色々混ざり合っていて面白いと感じた山の上でのフュージョンランチでした。
>>>>>美味しいポルトガル商品はこちらから
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今回紹介したオシャレカフェ Pátio das Babosas はこちら
Profile
筆者:アヤナザ
10代の頃からフランス、オーストラリア、ブラジルと様々な国々にて10年ほど海外生活を送った後、いわゆる西洋文化の中ではポルトガルが日本人に1番合うと確信。ポルトガル移民が多いブラジルはクリチバに在住中、ポルトガルと出逢い、2014年ポルトガル食品のインポーターに。
ポルトガル語、英語、日本語の3ヶ国語を話す。1児の母。趣味は茶道とフルート。
最近は「ZEN」と「マインドフルネス」について調べるのが好き。
10代の頃からフランス、オーストラリア、ブラジルと様々な国々にて10年ほど海外生活を送った後、いわゆる西洋文化の中ではポルトガルが日本人に1番合うと確信。ポルトガル移民が多いブラジルはクリチバに在住中、ポルトガルと出逢い、2014年ポルトガル食品のインポーターに。
ポルトガル語、英語、日本語の3ヶ国語を話す。1児の母。趣味は茶道とフルート。
最近は「ZEN」と「マインドフルネス」について調べるのが好き。