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アヤナザのポルトガル通信

第13回:フードコートのアジア枠レポート
  NorteShopping


2020.08.19

旅行に行けなくて悲しい最近。今まで簡単に行っていたポルトガルも他の国々も日本の他の場所も・・・何だか夢のように思えてきました。特にブログのネタ整理をしている時に写真を色々と見ているとなんだかノスタルジックな気分になるのと共に「あぁこの時は数ヶ月後にはパンデミックなんて言葉が普通に使われるようになるなんて思いもしなかったなぁ」と色々と感じます。

もともとショッピングなども好きでは無いですし、人混み自体が嫌いなため、最近は全くと言って良いほど人が集まるところに行っていなかったので普段の生活でキツイことはあまりありませんが、旅行が出来ないのが・・・ウズウズポイントです。そんなことでグズグズ言っていては怒られることは分かっていますが、やっぱウズウズする。まぁ口に出してグズグズは言いません。ウズウズです。笑

そんな中今日はどの記事にしようかな〜と迷い、ここのところ、マデイラ島の観光スポットばかりだったので、久しぶりにライフスタイル系の記事に行きたいと思います。ということで本日の記事ではポルトガルのフードコートをご紹介!

ポルトガル人は結構ショッピングモールが好き。ポルトガル人に限ったことはなく、私が住んできた国は全てショッピングモールが「ルンルンお出かけスポット」でしたが、ポルトガルも例外ではありません。個人的には日本でのモールの立ち位置より、ポルトガルのモールの立ち位置の方が高い気がします。デパートがあまり無いからですかね。

さて、そんなポルトガル人に「近くのモールがめっちゃ新しく綺麗になったから行っておいで!」と言われて視察に行ってきました。笑



本日のモールはポルトのNORTESHOPPING!!!

ポルトでは大人気の少し郊外にあるショッピングモールです。余談ですが、ポルトガル語では和製英語的なものがあり、買い物をすることをショッピングと言うのではなく、モールのことを英語でそのまま「ショッピング」と呼ぶ人がとっても多い!

ポルトガル人にショッピングに行こう!と言われたら、買い物に行こう!と言うお誘いではなく、ショッピングモールへ行こう!と言うお誘いだと言うことを覚えて置いてください!

それではフードコートを見てみましょう!


確かに!
大幅にリニューアルされていました!!!

もともとあったフードコートに足された感じ。
広いスペースをランダムにオシャレに使いこなし、ピンポンテーブルを机にしたり、従来のフードコートの「普通の椅子と机」はもうここには存在しない!!!なんてことでしょう。笑

そして、気づいたのですが、この新しいエリア「アジア料理ばかり」



なんか雰囲気も日本っぽく見えて来ました。この写真を知らずに見たら日本とかアジアのシンガポールとか思うかも・・・
なんだかポルトガルっぽい感じがなくなっていました。

昨今人気のラーメンなんかも登場!!!



な・・・なんか日本みたい!!!

サラダレストランっぽいのが一緒にあったのを見ると、ここの新しいエリアには、アジア料理を意識的に集めているわけではく、最近ポルトガルで流行りのヘルシー志向的なエスニック料理を集めていたら、気がついたらアジア料理ばっかりになっていた。という感じだと思われます。あくまでも私の推測ですが。

ポルトガルに限らず、結構色々な国で、「日本料理=ヘルシー」と言うイメージが根強くあると思いますが、私は物申したい。トンカツ、ラーメン、スーシー、オコノミヤキ、シャブシャブ、ギュードン・・・美味しく外国人が好きなものってほとんどヘルシーじゃないからね!!!

日本食が流行っているのは個人的には嬉しいし、本当にちょっと前まではポルトガルでも、意識高い系の都会人以外は「SUSHI?オエッ」って感じだったのが懐かしくさえ思えました。

スクリーンで頼む場所も!
「Não fique na fila, faça aqui o seu pedido! 」
並ばないで、ここでオーダーとってね!って画期的になったぜ!とオーナーは思っていそうですが、お客さんはまだまだ戸惑い逆にオーダーに時間がかかりそう。笑

日本のタッチパネルや販売機はポルトガルでは受け入れられるのか、数年後どうなっているのか楽しみです!笑

タンメン麺が7.5ユーロは割と良心的なお値段だと思いました。



さてさて、日本食を試そうか迷った挙句、ラーメンは、以前記事にしたような本気ラーメン屋さんAJITAMAなどで食べる分には良いですが、あぁいう本気ラーメン屋さん以外は大体麺がノビノビノビ〜てる。それでは味にうるさい娘が嫌がって食べないと思い、横にあった違う日本食を買いました。



NOORIは元々ポルトガルのショッピングモールには結構入っている人気日本食屋さん。というかSUSHIスタンドみたいなもの。人気というかフードコートでは定番のお店で、色々なモールのフードコートで見ます。

さてここで、この「え???」という感じ伝わりますか・・・ポルトガルのフードコートですよ。フードコートに、ラーメン屋さんなるものが出来て、その横にSUSHIスタンド兼日本食屋さんが出来る・・・数年前だったらあり得ない。日本食の地位がものすごいスピードで上がったな・・・と感心しました。

NOORIのメニューはこんな感じ。



全体的に見ても、値段は良心的。あと、ポルトガルの寿司屋には必ずと言っていいほど南米の大好きな食べ物セビーチェがあるのですが、ここにもあった!

結局、OUR POTSと言うドンブリものの中のGREENと言うベジタリアンプレートをゲット。



豆腐が大好きな娘のためにオーダーしたのですが、豆腐が違いすぎて結局私が食べることに・・・笑 1歳の日本人でも分かるほど、やはり豆腐は日本とは違ったみたいです。残念。笑

そしてその横には東南アジア料理やさんが。オシャレな食べるコーナーまであったので、そこに入ることにしました。



フードコートなのに雰囲気が良い感じ!
ベトナム料理!と思ったら、ナシゴレン・・・?はインドネシア料理ですね。



美味しかった!!!
ベトナムやタイ、インドネシア料理などの東南アジア料理は最初に西洋で流行った後に、日本にもブームがきたと思うので、外国で食べる東南アジア料理は結構美味しいと思う!!!

これも例外になることなくとても美味しいナシゴレンでした。

フードコートでさえアジアの料理がディフォルトで入るようになってきたポルトガル。嬉しいなぁ!と喜んだのも束の間、コロナの威力でグローバル化は一旦阻止されてしまいましたが、これからどうなるのだろう・・・。良いことを予測する人々はあまりいないように見受けられますが、個人的にはとにかく平和な日々が続いて欲しいと願うばかりです。

みんな個人が自分の人生に対して自己効力感を持って生きて行けばまた違う方向へ行くのかな・・・とも思います!

以上、今のポルトのモールはこんな風になっているよ!のレポートでした!


>>>>>美味しいポルトガル商品はこちらから

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今回紹介したポルトのショッピングモールNorteShoppingはこちら
 
  
Profile
筆者:アヤナザ

10代の頃からフランス、オーストラリア、ブラジルと様々な国々にて10年ほど海外生活を送った後、いわゆる西洋文化の中ではポルトガルが日本人に1番合うと確信。ポルトガル移民が多いブラジルはクリチバに在住中、ポルトガルと出逢い、2014年ポルトガル食品のインポーターに。
ポルトガル語、英語、日本語の3ヶ国語を話す。1児の母。趣味は茶道とフルート。

最近は「ZEN」と「マインドフルネス」について調べるのが好き。