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アヤナザのポルトガル通信
【ポルトの独り言】最近の会社のこと・・・
2020.11.10
お久しぶりです。毎週金曜日には更新していたポルトガル情報を発信するポルトガル通信ですが、ここ数回はおやすみ気味。なんだか、この情報って誰かの役に立っているのかな?と思い始めたからです。ということでそんな落ち込み気味の今日は最近のポルトの情報を綴ってみようと思います。
最近のポルトは結構忙しい。自然の中でのんびり生活しながらマイペースでお仕事をしている私たちだからこそクリエイティブなモノを提供できると信じているのですが、最近ドッと仕事量が増えました。新商品が増えたからでもありますが、そこに使う労力がハンパない。会社に人を雇ってやって貰えば?という意見が多数あるけれど、自分のこだわりと趣味は共にポルトを作り上げている旦那にさえ上手く伝えることができないのに、どう他の人に伝えられるだろうか?と思ってしまう。
自分を分析してみると、なんだか最近モティベーションが落ち気味なのは、一緒に商品開発をしていたデザイナーさんが亡くなってしまったり、チームのメンバーがいなくなってしまったからかも。彼女の死は悲しみを乗り越えた後も、こう言った形でボディーブローのように響いてきます。
そして、何よりもこれが理由だ!と思ったのがポルトガルへ行けていないこと。1年に1ヶ月ほどポルトガルで過ごすというスタイルがあったからこそ、そこでインスパイアされたり、自分のラテンな気質と日本の真面目な気質が混ざり合った性格のバランスが上手く取れていた気がします。そのバランスがやっぱりポルトガルへ行かないことによって崩れている。しょうがないことではありますが、なんだか自分の中でのバランスが崩れた感覚に陥ります。
私がこの世で1番大切なのはバランスだと思っているので。
あとは地味にアメリカの大統領選が響いているかも。あの選挙を見ていると人間の愚かさや色々な汚い部分が見えてくるので、なんだかな〜と思います。アメリカやアメリカ国民にどうこう言いたいのではなく、人間という生き物の愚かさですね。自分を含め。
混沌とした世の中に今自分がいると思うと寒気さえ感じるけれど、日本人は比較的落ち着いているので、こういう時には日本に帰ってきて良かったなぁなんて思います。やはり災害やエマージェンシーに慣れている国民なので、パニックになったところで何をうむわけでもないのがよく分かっているのかな?
写真は、2019年魅了されたアレンテージョの修道院のアズレージョ。この旅からしばらくポルトガルへ帰れなくなることも知らずに笑っている自分と娘が眩しい。早くポルトガルへ戻りたい。
というか、どういう形でも良いので自分の中で一番重要視している「バランス」を取り戻したいと感じる最近ですね。今日も快晴なのが心の救いです。
それでは・・・
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10代の頃からフランス、オーストラリア、ブラジルと様々な国々にて10年ほど海外生活を送った後、いわゆる西洋文化の中ではポルトガルが日本人に1番合うと確信。ポルトガル移民が多いブラジルはクリチバに在住中、ポルトガルと出逢い、2014年ポルトガル食品のインポーターに。
ポルトガル語、英語、日本語の3ヶ国語を話す。1児の母。趣味は茶道とフルート。
最近は「ZEN」と「マインドフルネス」について調べるのが好き。