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アヤナザのポルトガル通信
第52回:ポウザーダ セーラ・ダ・エストレラで朝食を【後編】
2022.10.19それでは本日は
Pousada da Serra da Estrela
ポウザーダ セーラ・ダ・エストレラ
の記事の後半です。
ポウザーダの紹介をした前半はコチラ
ポウザーダに泊まると楽しみなことの一つがズバリ・・・ブレックファースト!!!
ここの朝食はどんなものかとワクワクの起床です。
普段は朝ごはんを食べないようにしている私ですが、さすがにポウザーダに来ている時は抗えない。
朝から全開です。笑
ポウザーダの朝食は日本人からしたらシンプルに見えるかもしれませんが、
ポルトガルの中ではとっても豪華な方!!!!
朝食会場の雰囲気は広々としていて、なんともシックな場所です。
ポウザーダの人は他のホテルに比べても英語が話せない人はほぼいないし、なんだか洗練されている様子。
そして、お客さんもポルトガル人はほぼいない。笑
娘が早起きなので、私たちの朝食はいつも早いのですが、このあと10分くらいで席はすぐにパンパンになりました。
セーラ・ダ・エストレラは言わずと知れたチーズの産地!!
DOPの美味しいチーズがたくさんあるのです。
これはかなり人気で食べられてちゃっていますが、エストレーラ山脈のチーズ。
食べごろになったチーズを、大人数や贅沢に食べる時はこんな風にして食します。
セーラのチーズは柔らかい。
エストレーラ山脈のチーズは熟成中に生えたカビをタワシを使って塩水でごしごしと洗い落した後に、
すぐに白い布を周りに巻きつけるので、白い布がついているのがここのチーズの特徴。
お店でDOPのチーズを見かける時は、必ずこの白いガーゼのような布も一緒についてきます。
こちらは、Queijo Fresco(ケイジョ・フレスコ)
フレッシュチーズという意味を持ちます。
こちらもポルトガルではよく見られるチーズ。どこに行ってもあるポルトガル定番のチーズの一つです。
普段はカップに入って登場したりします。
フレッシュとだけあって、チーズっぽくないため、朝ハムと合わせるには完璧。
そこまで臭くないので、娘も臭い臭いとブーブー言わずに済みました。
娘は、セーラにいる間は特に、チーズ専門店などへ行くと、大きな声で
臭い!臭い!くっさ〜!!!と連呼。
ごめんね。とポルトガル人の友人に言ったところ、ポルトガル人の子供もチーズの匂いは普通に臭いという子が多いらしいです。
お次は、大人気だったロイヤルケーキ
17世紀のレシピを基にして作られたとのことでした。
このケーキがまさかの一番美味しい!
アーモンドといちじくを潰したところに、シナモンがたくさん入っていて、いかにもポルトガルという味!
他のポルトガルのスイーツと同じように、修道院で生み出されたケーキのようで、
重すぎず、甘すぎず、美味!!!でした。
美味しそうなものを、お皿に取り分けた朝食はなんとも素敵な感じに。
これぞポルトガルが詰まったコンチネンタルブレックファースト!
と言っても、ポルトガルの中ではファンシーな方ですが。
ブレックファーストが終わった後は、お外でのんびりとお散歩。
コーヒーだけを外に持ってきて、仕事をしている人や、本を読んでいる人などもチラホラ。
やはりヨーロッパの人は外がお好きですね。
庭には粋なこんなものを発見。
ロゴがついているペンサナグループがポウザーダを統括して管理するようになってからは、
ポウザーダのアメニティが充実したり、ブレックファーストに説明がついたり、
ロゴ付きのチョコレートが毎回ベットに置かれていたりと、色々なホスピタリティがポウザーダのあちらこちらで見られます。
最近色々な景色がいいところで見かけるようになったブランコ。
このブランコはその中でも絶景で、COVILHAの町に飛んで行きそうなくらい素敵な景色でした。
3年ぶりのポルトガルでしたが、ここはいつでも私たちを温かく迎え入れてくれて、癒してくれます。
ポウザーダはポルトガルの歴史に触れることができるとても大切な場所。
ぜひみなさんにも知ってもらえたらなぁと感じたポルトガルで一番新しいポウザーダでのステイとなりました。
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10代の頃からフランス、オーストラリア、ブラジルと様々な国々にて10年ほど海外生活を送った後、いわゆる西洋文化の中ではポルトガルが日本人に1番合うと確信。ポルトガル移民が多いブラジルはクリチバに在住中、ポルトガルと出逢い、2014年ポルトガル食品のインポーターに。
ポルトガル語、英語、日本語の3ヶ国語を話す。1児の母。趣味は茶道。