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アヤナザのポルトガル通信

第3回:ポルトでカフェ巡り
DO NORTE by Hungry biker


2020.05.27

昔、その町がおしゃれかどうか一瞬で見分けるにはどれくらいその町にカフェがあるかということをチェックすると良いと
聞き、なるほど。と思ったことがあります。

ということで今日はポルトのカフェ情報。

私個人の感想ですが、ポルトガルは元々はおしゃれなカフェなどは、あまりありません。
今はもちろんありますが、それは観光大国になるに連れて増えて行った気がします。
有名な詩人フェルナンド・ペソアが通ったカフェなど色々と歴史に残るようなカフェは
リスボンやポルトの街中に行けばありますが、
私がいうところの「普段使いする一般のおしゃれカフェ」は新しいものが多く、
外国人(特にフランス人)によって経営されているものも多いです。

ということで今日紹介するカフェは
DO NORTE by Hungry Biker



ここも英語がみんな話せたので、ポルトガル語が話せなくても心配いりません。
外はこんなにシンプルなのですが、中は想像できないほどの広さです。



さて、歩いていて娘がぐずったので偶然入ったカフェなのですが、後から調べると大人気カフェでした。



中に入って行くととっても広い席とオープンスペースが!!!



暖炉まである!!!



ポルトガルのこういう系の日本語でいうところの「カフェ」は本当にオシャレ。
定型版が無いと言うか、業者にやってもらった感が無い場所が多く、イッテンモノばかりを揃えたカフェが多いので
オーナーのテイストが出ていて本当に大好き。
こう言うオシャレカフェは日本では楽しめない子持ちの身としては本当に有難いです。



着席したら、いつものフレッシュオレンジジュースを注文。
ポルトガルにはどこにでもある、オレンジをそのまま絞ったもので、砂糖も何も入れて無い最高な飲み物です。

その間に私はマンゴースムージーをオーダー。
これなら違う味だとナザにもバレない。笑



さて、メニューはこんな感じ!!
とてもポルトガルらしくないメニューで、
どちらかと言うと、
いわゆるLAとかハワイ、オーストラリアなどビーチ文化の根付く英語圏にあるようなMENUでした。



ヘルシー系のヒュージョンブランチやブレックファーストといった感じです。

早速オススメを聞いてオーダー。
ハマスとサーモンサンドイッチ。



出てきた瞬間・・・なんか・・・めっちゃアメリカン!!!!だと思いました。
アメリカンと言うか英語圏で出てくるようなオシャレお料理!



ボリュームもとってもあり、2人では食べきれません。
上がサーモンとアボカドとクリームチーズ、卵のサンドウィッチで味は想像できる感じで美味しかったです。
ポルトガルらしさはゼロで、オーストラリアに住んでいた頃によく行っていたカフェなどを思い出しました。

そしてこちらはハマス。
Hummus
今調べたらなかなか出てこないので何でだろうと思ったらカタカナではフムスと書くのですね。
外国語のカタカナ表記は何が正しいのか、誰か決めているのかは永遠の謎ですね。笑



フムスはアラブの料理で、茹でたおまめにオリーブオイル、にんにく、香辛料などを入れてすりつぶしたもの。
これまた昔、オーストラリアのレバノンギリシャレストランで良く食べていたので、懐かしい〜!と思いオーダーしてみると
想像と全く違うフムスが出てきた!!!創作料理ですね!

味は・・・・正直無味。リピートはしないかな。と言う味でした。
たまにヘルシー系のレストランに行くと無味の食材に出会うことってありますよね・・・笑

これは何だかんだ、味はどう思うかなどと私たちが話し合っていると、ナザはすぐに飽きてしまったようで、
気がつくと近くの女の子に遊んでもらっていました。



本当に有難い。こう言うオシャレカフェに子連れで入っても全く問題ないポルトガルに心から感謝です。
子供を産んだ時に素敵なカフェでゆっくり・・・という時間とはしばらくサヨナラだと腹をくくっていた私。
日本では母親がそんなことで嘆いていたら、ブッとばれると思いますが、ポルトガルは子供フレンドリーな環境なので
こういうところにも子供がいて、一緒に仲良くしている姿を見ると、とても幸せだと思いました。

日本が子供を育てにくいどうのこうのというのは私も言うつもりは無いけれど、
ポルトガルは本当に子供をどこにでも連れて行けるのが今の私にとっては本当に有難いです。
(こう書くと勘違いするので言っておきますが、日本の批判はしていませんよ。)

さてさて、今回のオシャレヘルシーカフェDO NORTEですが、
ここはブランチや朝食向けのカフェだと思います。
何度も言わせてもらいますが、ポルトガルらしいカフェではない。

ポルトガル人はビカと呼ばれるエスプレッソをクイっと飲む習慣がある国なのですが、
それもカフェというカフェで飲むわけではなく、パステラリアという軽食屋さんだったりで飲む人が多い。
そして、ポルトガルの元祖パステラリアはそれこそオシャレスポットという訳では無いのです。

数年前まではカプチーノを頼むと「キョトン」とされることが多かったほどのポルトガルも
(そう、そういうレベルなのです。)
今ではかなり簡単に飲めるようになり、こう言うヘルシー系カフェもたくさん出てきて長期滞在者はポルトガルにいつつ
色々な料理やスタイルを楽しめるようになったと思います。
これもグローバル化の影響ですね。
きっとポルトガルではカフェ(エスプレッソ)が普段の生活に根付きすぎて、オシャレな存在にすらならなかったのでしょう。

ということで、これが一般的なポルトガルのカフェでは無いですが、ポルトに滞在の方は箸休めにこのカフェに行ってみるのもオススメです!
メニューの豊富さや、店内の雰囲気がビーチ文化のある英語圏にいた時に行っていたカフェを思い出させるものなので、
たまに今日はザ・ポルトガルと言うよりは、オシャレな気分だな〜と言うときはここへ行ってみてくださいね。

次の商品はこういう新たなポルトガルの顔からアイディアを得ても良いかなぁと思ったブランチでした。

>>>>>美味しいポルトガル商品はこちらから
  
今回紹介したレストランはこちら
DO NORTE by hungry biker
Profile
筆者:アヤナザ

10代の頃からフランス、オーストラリア、ブラジルと様々な国々にて10年ほど海外生活を送った後、いわゆる西洋文化の中ではポルトガルが日本人に1番合うと確信。ポルトガル移民が多いブラジルはクリチバに在住中、ポルトガルと出逢い、2014年ポルトガル食品のインポーターに。
ポルトガル語、英語、日本語の3ヶ国語を話す。1児の母。趣味は茶道とフルート。

最近は「ZEN」と「マインドフルネス」について調べるのが好き。