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アヤナザのポルトガル通信

第18回:城壁の町オビドシュの気になる人気店


2020.09.28

最近は涼しくなり外でコーヒーを飲むのにちょうどいい季節になっていました。自然が大好きなので、自然の中へ行って一服することが最高の癒しとなっている私にとってはありがたい季節です。この夏は暑すぎて少々キツめでした。

さて、本日のポルトガル通信はオビドシュの評価がとっても高いレストランの話。オビドシュの近くへジンジーニャの仕事で行った時に、近くに人気レストランでとても評価が高いレストランがあったので気になって行って来ました。その名前のレストランは Ja!mon Ja!mon オビドスの壁のすぐ外にあります。



この日は仕事ついでにランチを食べに行ったのですが、着いた頃にはすでに何人かの列。やっぱり人気店なのか・・・もしかして、入れないかな?と思ったら5分と待たずにスムーズに入れました。通された外のテラス席は人でいっぱい。こじんまりとしているレストランですが、雰囲気もとっても素敵な感じ。そして中の席は安定の不人気です。笑



入った瞬間に思ったのは、ここのスタッフさんめちゃくちゃ感じが良い!!というか良すぎるくらい!良すぎて少しチップスマイル?というかアメリカ的な風を感じました。そしてやはり観察していると、ポルトガル人の店員さんはほとんどいないことが判明。別にだからどうのこうのっていう訳ではないのですが、なんとなく「なるほど」と思いました。ポルトガルの店員さんももちろん感じは良いのですが、もっと自然というか笑顔に偽りがない。無理をしていない感じで自然に感じよく接客してくれます。

ここもトリップアドバイザーでは店員の感じがめちゃくちゃ良いと書いてあったのですが、私たちからすると、この感じの良さはポルトガル的ではなく、外国的な感じの良さでした。もう一度言わせてもらうと、だから良い悪いというのはないのですが。

そんなお店の印象を受けながら、色々な話をしていると早速ポルトガルスタイルのスターターが登場。



いつものパン登場。
ひまわりの種やオートミールが入っているパンもあって出だしからちょっとお洒落な感じでございます。パンの味にはうるさい娘も嬉しそうにムシャムシャ。ポルトガルではかなりのパン好きになっています。

そして恒例、メニューにキッズメニューなるものはないので、「何か子供が食べられそうなものを作ってもらえますか?」と聞くと、とても感じ良く「かぼちゃのスープなんかなら作れると思うけれどどう?」と言ってくれました。さすがポルトガル。臨機応変に対応してくれるのがとてもありがたいですね。

出てきた子供用スープは美味しそう。


飲んでみると、うん!美味しい!ポルトガルで食べるパンプキンスープはいつも美味しい。ポルトガルはスープ大国でもあり、冬はスープをたくさん飲みます。子供の離乳食も色々な野菜を入れてスープにすることがとても多く、スープのプロがウジャウジャいる最高な場所。そんな場所でスープを飲んでいる娘はラッキーだ。私も日本へ帰っても美味しいスープを作り続けなければ・・・。

それでは大人の料理へ。なんだかお洒落な料理!ナスと玉ねぎとズッキーニのオーブン焼きと書いてあったのがこの様な形で登場するとは!



私も目が点。下には玄米も敷かれていて、これはもはやポルトガル料理でもなんでもない、お洒落なフュージョンです!!味はヘルシー系のカフェに出てくる様な味でポルトガル料理ではないけれど、美味しい!トロリとなったナスが美味しかったです。

そしてもう一つのプレートはオススメされた豚の頬のプレート。Feijão com Arrozというブラジル料理がポルトガルでも食べられるので、ここのメニューでFeijão com Arrozと見たときに、これを頼もう!とすぐに決めたのですが、まさかのお米とお豆が一緒になった形で登場。これもまたフュージョン!!普通のFeijão com Arrozはお米と豆が別れてくるのです。



こ・・・これが、美味しい!!!
最初は想像と違ってビックリしたのですが、食べて見ると美味!!!!そして、横についていた豚の頬はホロホロのお肉で驚くほど美味しかったです!!さすがウェイターに勧められただけある!!!本日のおすすめやウェイターのオススメはポルトガルでは結構聞くことが多く、たまに、レストランの都合のせいかな?と思いつつも頼むと大体美味しいので嬉しいです。



出すとこんな感じ。Feijão com Arrozにはトマトが入っていたのですね!!!さすがポルトガルです。美味しいご飯に満足していると、デザートのオファーが来ました。デザートは結構食べない確率も多く、3時の娘のおやつの時間に合わせたりするのですが、ここはまさかの選ばせてもらえる方式。これも戦略?見ちゃったら要らないと言えないでしょ。笑

だいたいポルトガルだとデザートが3種類くらい用意してあり、言葉で言われて3つの中から選ぶ方式ですが、ここは持って来てくれた・・・わお!

ということでチョコレートに決定です。こういうリッチな選び方もコロナの今となってはありえないですね。なんだかコロナでこういう小さいことが色々と気になる様になりました。ご飯の前でウェイターが話すことなど、よくよく考えて見ると、コロナじゃなくても普通に危ないかも・・・?

ということでこちらのチョコレートケーキ。

これ・・・美味しいじゃん!!!!まぁ予想通り甘いには甘かったですが、濃厚で美味しかった。仕上げはポルトガル流にエスプレッソとカプチーノを。何度も書いていますが、ポルトガルではカプチーノの立ち位置はお洒落さん。最近は急に色々なところで飲める様になりましたが、レストランへ行くと、ここってカプチーノクリアレストランかな?と気になるところです。

お洒落なところはほぼある。そして、ここは予想通りありました。

泡がシナシナだけど気にしない。付いてくる砂糖の数が多すぎていつもツッコミを入れたくなりますが、今日はここら辺で。

オビドシュの城壁のすぐ外にあるレストランJA!MON JA!MON。確実に観光客用に作られたれストランであり、ポルトガル料理というポルトガル料理もあまり見当たらず、ポルトガルのレストランのステレオタイプには当てはまらない場所ではありましたが、食べ物の味も美味しく、結局最後までお店の人も優しく、建物自体も面白いツクリになっていたので最後はとっても満足でした。オビドシュという超観光地でここまで美味しいお料理にたどり着けたことはなんだかラッキー。

ポルトガル料理にこだわらず美味しい料理を食べたいかたはここのレストラン、おすすめスポットですよ!ぜひ行ってみてくださいね!

今回紹介したオビドシュのレストラン Ja!mon Ja!monはこちら
 

 


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Profile
筆者:アヤナザ

10代の頃からフランス、オーストラリア、ブラジルと様々な国々にて10年ほど海外生活を送った後、いわゆる西洋文化の中ではポルトガルが日本人に1番合うと確信。ポルトガル移民が多いブラジルはクリチバに在住中、ポルトガルと出逢い、2014年ポルトガル食品のインポーターに。
ポルトガル語、英語、日本語の3ヶ国語を話す。1児の母。趣味は茶道とフルート。

最近は「ZEN」と「マインドフルネス」について調べるのが好き。