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アヤナザのポルトガル通信

第24回:ポルトガルの保養地モンフォルティーニョ 


2020.12.04

本格的に12月の風が流れてきましたね。毎日珍しいほどの快晴が続きとても暖かく、コロナということもあるため、なんだか本当に年末になってきたのか・・・そんな気さえしてしまいます。色々なことが起こりすぎて渦中にいる時はその目まぐるしさに気づかないものということはよくありますが、2020年は後から振り返った時に、そんな年になる人も少なくないのでは?と思います。

2021年はコロナも落ち着いてくれて色々とまた安定してくれると良いのだけれど・・・きっとは不況やら何やらで上手くいかないことが続くのだろうな・・・と思ってしまいます。

さてさて、年末になると出てくるのが旅行の話。私は旅行へ行きたいけれど、どこにも行けない。そんな日々が続いております。まぁ皆そんな感じでしょう。(一部GOTOとか言って盛り上がっている人々もいますが。笑)と言うか日本はいつも「万が一」の何かに備えて苦痛や窮屈さと戦っているのに、その「万が一の何か」が来てしまうと、すぐに体勢を崩してゴチャゴチャになる傾向がありますね。まぁ、自分も含めみんなも似たところがあるので強くは言えないと思いますが、何かが起きた時、対処方法さえ考えれば、最終的には良い方向に行くことを忘れないで欲しいと自分にも周りにも言いたいです。

なんだか台湾のコロナへの向き合い方とかシンガポールの対策とか読んでいると、アジアの大国だと思っていた日本もこの先大丈夫なのかな・・・と色々思ってしまいます。アジアの国々へ行くと毎回感じることですが、日本は今色々な面で挽回しないと、子供の代には残念なことになってしまうと思い心配・・・。精神面でもっと柔軟性を持って行けば元々日本人はSUGOIピーポーだからまた前のようなポジションは取り返せると思うけれど。

後もうひとつ言いたいことが、英語教育に力を入れている人が多い最近ですが、日本人のたくさんの人が「英語を話すこと」が目的になりすぎて、その先が見えていないと思う。英語はあくまでもツールの一つであり、そのツールを使って何ができるかが1番のポイントなのに、誰がネイティブに1番ちかい発音やらどうやらってことばかり話していて、その先の英語を操ることによって手に入ってくるまたは発信できる情報とか、価値観への影響とか、言語を取得したあとの方が大切だと言うことを分かっていない方が多いと思う最近です。バイリンガル 、マルチリンガル育児をする私として、バイリンガル 育児をする親の方にはもっとそう言うポイントを抑えた方が良いとは思いますが、自分の子供ではないので言えない。みんなそれぞれ違うのでね。

話は戻し、本当は今すぐにでも保養所にでも1人で逃げ込みゆっくりしたい・・・そんな想いに駆られた今日は、ポルトガルの保養所をレポートしたいと思います。
 


 

以前の記事で書いた、最もポルトガルらしい町に選ばれたモンサントに行って来た際、その付近の町の様子や文化が気になったため、モンサントから車で30分ほど行ったところにある町、モンフォルティーニョまで足を伸ばしてみました。

モンフォルティーニョは観光地としてモンサントほど有名なわけではありませんが、素敵な保養地としてのホテルがあり、そこへ宿泊して来ました。

本当にスペインとの国境にある町。 あぁこのポルトガルの乾いた大地が恋しい。

リスボンやポルトでは昔のポルトガルの風をだんだんと感じられなくなり、もっと濃いポルトガルにまた浸りたい!と思い足をのばしたモンフォルティーニョ。もちろん、大きい町にも小さい町にも両方の良さがあるので、ポルトやリスボンが嫌になったというわけではありませんよ!コロナに悩まされた今はポルトガルならどこでも良いから行きたい!!と思ってしまいます。笑

ここはモンサントと同じくとても小さな町で、またポルトガルの田舎らしい素敵な町でした。着くまでも素敵な雰囲気にドキドキ。

 

到着したホテルは

Hotel Fonte Santa 

一応形としては、リゾートのようにはなっていますが、アジアのように豪華なわけではありません。レセプションは少々古びた感じではありましたが、そこから見える壮大な山々には息を呑みました。右上の窓なんてまるで絵画のよう。素敵!こう言う窓枠大好きです。

モンフォルティーニョといえば温泉?泉?なのですが、私たちは泉には行かず、ひたすらホテルでのんびりという計画。

来るまでは、他の車ともすれ違わないほどの田舎町だったのに、そんなところにこんな立派な保養所があるとは!少し驚きです。

周りはスペイン人やイギリス人が多く「近場の保養地」として選ばれているという印象でした。

ヤシの木などが植えてある辺りは置いておいて、こうやって見るとちょっとアジアの段々畑のよう。山の中にこんな立派で素敵な保養施設があるなんて、なんだか面白いというか驚きです!静かで自然に囲まれているここでは、ロードバイクなどで走っている人などもたくさんいました。(しかしポルトガル人ではなさそうな雰囲気。雰囲気ではフランス人)

音が大地に吸い込まれて行くというのを感じられるポルトガルの風景。たまりません!

この絵画のような景色を見ながら、テラスで飲むビーニョベルデ(私はレモネード)は絶品です。お食事は少々「?」な部分もありましたが、このような自然の中でパーフェクトはなかなか難しい。これだけ美しい風景が眺められるだけで十分でしょう。

ポルトガルは見渡す限り自然!!!と言う場所がたくさんあるので、なんて素敵なんだ!といつも思わされます。日本の私たちが住んでいる場所も広大な自然がある場所なので好きなのですが、ポルトガルほどの「大地」を感じられる場所は日本にはなかなかない気がします。北海道とか意外には。
 

朝ごはんはこんな感じ。豪華ではないものの、このベニューがあれば、全てが美味しく感じるのも事実。

朝日なのに夕日のように優しい光が差し込んでいました。パンの種類はとっても豊富!!!でもこんなに食べられません。笑

最もポルトガルらしい町に選ばれたモンサントにとても近い町でありながら、全く違う風景の顔を持つモンフォルティーニョ。なかなか穴場でゆっくりするには良い場所です。本当に遠くで動く動物の息遣いが聞こえそうなほど静かな場所。

モンフォルティーニョは周りに何もないため、ここはとにかくゆっくりできる「保養所」。来ている人も「休みにいている」という感じで各々本を読んだり、音楽を寝ながら聞いたり泳いだりしていました。日本では保養地は軽井沢のようにだんだんと観光地化されて行ってしまうことが多いですが、ヨーロッパ人はこうやって何もないところにただステイするのが好きだなぁと感じる場所になりました。(そして私もそう言うスタイルが大好き)

この景色と、このランドスケープ。この目の当たりにできる「壮大な自然」というのを見ると、「あぁポルトガルにいるなぁ」と感じます。

私にとってポルトガルの田舎町滞在では、大地の広さを感じるのが幸せの一つになっています。

 

 アレンテージョでも大地を感じ、ドウロでも山々を感じられる素敵なホテルに出会いましたが、ここのモンフォルティーニョでは、またポルトガルの違った顔を見られる場所だと思いました。とにかく静かで何もない、それがこの場所の良いところだと思いました。

ポルトガルにいて少々静かなところで休憩したい人や、スペインにいる人なんかにもオススメな場所。日本でいうと伊豆のような隠れた保養地でした。

こうやって書きながら、あぁ行きたいなぁ。住みたいなぁとウズウズ・・・・でも、ここで「バケーションってバケーションで行くから良い訳で住んだら飽きちゃう。」っていうのがパターンだろうなとも思いました。

昔からビーチや大きな大地を感じられる場所が大好きな私は大学は絶対ビーチの近くの大きい町に住むと決めてオーストラリアへ行ったのですが、4年後には結局飽きていたし。素敵なレストランとかは飽きなかったけれど、日常になることによって日々の特別感はなくなっていたし。冬は意外と寒いから4年の大学生活を過ごせたのがちょうど良かったのかなと思います。

何を伝えたいかというと、結局特別な何かや場所やものって日常生活の中に溢れているのではないか?ということです。この記事を書きながら、ポルトガルへ行きたいという気持ちに駆られたのでつい・・・。まぁ、ここに住んだら海が恋しくなるだろうなとも思います。

近くにいて、日々の忙しい生活に疲れてしまっている人は、ここに来て綺麗な空気をたくさん吸って心も体もリフレッシュして行ってみてはどうでしょうか。行けない私たちは身近な生活の中に何か特別なものを見つけて保養をしてみてはと思います。

 【本日のピックアップ】: ガーリックペースト 
 

 

また、コロナのWAVEが来ていますね。外出は控える方も多いと思いますので、お家で美味しいお料理を作ってみてくださいね。昨日もインスタにあげたガーリックペーストですが、本当に使いやすい!塩水につけることによってニンニクのエグミも取れているので、これ一本で料理の味が違うものになります。

少々お高い?と感じるかもしれませんが、原材料はガーリックと塩のみですので安心して食べられます!
ぜひお試しを!!!

無添加ガーリックペースト:700円(税抜)




https://portodoporto.com/?pid=151212629



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Profile
筆者:アヤナザ

10代の頃からフランス、オーストラリア、ブラジルと様々な国々にて10年ほど海外生活を送った後、いわゆる西洋文化の中ではポルトガルが日本人に1番合うと確信。ポルトガル移民が多いブラジルはクリチバに在住中、ポルトガルと出逢い、2014年ポルトガル食品のインポーターに。
ポルトガル語、英語、日本語の3ヶ国語を話す。1児の母。趣味は茶道とフルート。

最近は「ZEN」と「マインドフルネス」について調べるのが好き。