- ホーム
- 第28回:マデイラ島のおすすめレストラン O LAGAR
アヤナザのポルトガル通信
第28回:マデイラ島のおすすめレストラン O LAGAR
2021.02.19
みなさんこんにちは。先週の更新、サボりました・・・。ごめんなさい。
言い訳にもなるのですが、ブログ更新の代わりに先週はお蔵からの配信をしてみたのですが、マイクが遠すぎて何を言っているか分からない感じになってしまい申し訳ございません。しばらくイベントも出来ないオンラインライフが続きそうですので、マイクなどを新調して、オンライン配信できる環境を整えていきたいと思います。日々新しいことに挑戦しなければ・・・
そして簡単にお知らせなのですが、今度「NHK文化センター」にお声かけいただき、ポルトガルの講師をさせていただくこととなりました。
このブログに書いているような楽しいポルトガル現地の様子をお話したり、ポルトガルの魅力を配信します!
※全国で受講できます
【オンライン】訪れた人誰をも魅了するポルトガルの謎を解く旅〜食文化編〜
旅行に行けない今だからこそ、皆さんの旅欲を満たせる「旅行に行った気分」になれる講座を!と作戦をネリネリしております。パソコンやケータイだけあればどこからでも参加可能ですので、是非自分に知的な時間を提供するためにも、受講してみてくださいね!
皆さんと繋がれることを楽しみにしております!お申し込みは下記からどうぞ!
今回は、食文化という切り口から見てゆく美味しい旅。コーヒーを片手にポルトガルの味覚を探る、日曜の朝のひとときを一緒に過ごしませんか。今後のリアル旅の予習にもどうぞ。
コロナで残念ながらオンライン講座になりましたが、逆にそのために、日本中どこからでも参加が可能です!「せかほし」では語りきれなかったポルトガルの魅力や裏話をたくさんお話したいと思います!!!
皆さんと繋がれることを楽しみにしております!お申し込みは下記からどうぞ!
3月21日(日)
10:00〜11:30
https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1225969.html
せかほしに出ていたチョコレートバイヤーの「みりさん」もこの講座をやっていたので、私も受けておけば良かったな!と思いました。
***
さてさてお知らせを終えたところで、今日も早速現地の情報に入っていきましょう。ポルトガルは今、日本よりもまだまだ状況が厳しく、ポルトに住んでいる仲良しの友人は4月まで色々なお店が閉まることが決定したと昨日の電話で言っていました。そして残念ながら、その友人のお母さまはコロナで先週亡くなってしまい、かける言葉もありませんでした。どの国もそうですが、ヨーロッパではまだまだ深刻な状況が続いていますね。
それに伴うアジア人差別なども色々と気になったり・・・
日本はまだ自由があるけれども、状況や衛生面では安定しているし、今は差別や暴動なども目立っては起こっていないので、ありがたいなと日々思っております。(もちろん例外はアリますが)
そして先日、マッサの写真をinstagramに載せていた時に、串焼きの写真を見て、「串から吊るされているのですよね!」と気づいてくださった方がいたので、今日はその記事を書きたいと思います。もしかして、コメントを見た方で、「ん?何のことだろう?」と思われた方もいたのではないかな?と思い今日はこの記事のピックアップ。
マデイラ 島に行った時に、知り合った地元の人に紹介してもらい行ってきた絶品レストランO LAGAR
またまた最高なレストランを知ってしまったのでこのレストランを紹介しつつ、エスペターダの説明も!
日本でいうところの「沖縄」の立ち位置とも言える、ポルトガルのマデイラ 島。マデイラ島での運転は坂ばかりなので本当に辛い!!!!
狭くて怖い道をゴニョゴニョと一生懸命運転して行ったところにある本日のレストランはあのチャーチルが愛したとされるCAMARA DE LOBOSというエリアにあります。マデイラ島の観光スポットの一つ。カマラ・デ・ロボスの主要な場所からは少しだけ離れたところに位置するレストランです。少し高い場所にあるため駐車場から見える景色は絶景!!!
マデイラらしい青い海と空、崖に並ぶ家々と、小ぶりのバナナ園もしっかりと写っています!
実にマデイラらしい!!!
レストランの入り口はこんな感じ。
マデイラの伝統的な家の造りの方から入店もできます。マデイラを全面に押し出したレストランです。
ここをくぐると、そこは想像もしていなかった光景が!!!まさかのこんな広々としたお庭のブドウの木の下にテーブルが並んでいたのです!
素敵!!!
ブドウも本物なので、辺り一面ブドウの甘い香りに包まれます。すごい〜!観光客がほとんどのこの場所でも、ウェイトレスの方が暖かく迎えてくれました。この島はイギリスとの結びつきもとても強いので、今でもイギリス人がいっぱい。ウェイターもポルトガル人ですがイギリス英語を話していました。面白い。
まずはマデイラのものをオーダーしようとBolo do caco をオーダー。BOLO DO CACOはマデイラ名物でマデイラ島に来たら食べなければならないものでしょう。こんな形。
読み方は「ボーロ・ド・カコ」これはガーリックバターを塗って出てくることが多く、このレストランも同じ方式でした。中を開くとこんな感じ!ガーリックバターとコリアンダーの相性が抜群で、パンもモチモチしていてとっても美味しい!!!! 3,50 Euro
色々な食べ方があるようですが、私たちはこのガーリックバター味が1番定番で美味しいと思いました!!!そして一緒に頼んだスターターのこちら。
サラダとMILHO FRITOと言うもので、【読みかた】ミリョ・フリットも同じくマデイラ名物です!ブラジルではPOLENTAと呼ばれていたコーンは、ポルトガルではMILHO FRITO(フライドコーンと言う意味)と呼ばれていて、初めてブラジルのPOLENTAはイタリア語だったのだと知りました。5,00Euro
上にも書いてある通り、トウモロコシの粉を練って揚げたもので、そこにガーリックやハーブ類が入っています。ポルトガルでは、マデイラ島の名物ですが、ヨーロッパや南米では、色々なところで見ることができると思います。
ブラジルやイタリアではPolentaと呼ばれていて、家庭では揚げてない状態でも良く食べます。日本人の私としてはとても美味しいとは言えなくて友人の家で出てくると、どうしよう〜とよく思っていたのですが、ここマデイラ島のMilho Fritoは名前の通り揚げてあるので、大変美味しいですよ。
これを初めて食べた主人は「おいしすぎ!うんまい!」と言ってモリモリと食べていましたが、リスボンに帰ってからショッピングモールのマデイラ レストランでこのミリョフリットを食べた時には「あんまり・・・」だったらしいので、このお店のミリョフリットが美味しかったのかも!!!
さてさてメインはこちらのお肉。13.00 Euro
これがマデイラ流お肉の食べ方。エスペターダと呼ばれる串刺しスタイルです。本当はお肉がローリエの枝に刺さってくるのが真のマデイラスタイルなのですが、ここのレストランはローリエではありませんでした。遠巻きに見てみるとこんな感じ。
インスタにコメントしてくださった方はこちらの絵を覚えていてくださったのかな?
なかなか大きくて出し方も斬新!!!吊るされているのです。というか、各テーブルに置いてあった黒い棒はここで吊す用だったのか!!!とここでなるほどザ・ワールド。ちょっとブラジルのシュハスコにもスタイルが似ているな!と思いました。ブラジルはつるされないですが。笑
一個一個のお肉もとても大きく、焼き方もミディアムレアがいいか、ウェルドーンが良いかなど希望を聞いてくれます!お肉の種類も色々とあるのですが、私たちが選んだ牛肉は塩が効いていてボーロ・ド・カコにとっても合いました!
少人数で行くと、あまり食べられないのが残念なポイント。これだけで私たちはお腹がハチキレそうになってしまうほどのボリュームでした。数日分のお肉を食べた感じ。笑 今となっては、大きなテーブルをみんなで囲んで色々なお肉を食べて行くなんてもう夢のような話ですね。また、そんな平穏な時って戻ってくるのだろうか・・・
この数ヶ月後、何が起こるかなんて知らなかったときの自分がなんだか眩しい。
そして最後は、おきまりのエスプレッソ1.00Euroを頼んで満足満足!
ここは味も美味しかったのですが、お店の作りもとっても面白く、ワインを造る場所などもデコレーションとして残されていました。
ここに皆で入って踏み踏みするんですね!
ワインの樽をリメイクしたようなこんな面白いデコレーションも。色々と凝っています。前回のポルトのレストランの記事でも書きましたが、ポルトガルレストランには余裕なスペースが大変多い。そして、それがレストランをお洒落で特別な存在にしているなといつも俯瞰的に見ています。
出口ではマデイラの乗り物、トボカンを発見!!トボカン乗り場までは様子を見に行ったのですが、娘の歳的にも乗れず。写真も乗って撮れる場所はなかったので、ここで撮影して帰って来ました。
ふしぎ発見でも紹介されていたあれですね。私も怖くて乗れなかったので娘がいてくれて良かった…笑 トボカンのことは今度書こうと思います。
最後はまたまた駐車場からの素敵なマデイラらしい風景を見て終了です。
行きやすい場所にあるわけではありませんが、マデイラを全面に押し出したレストランなので、色々なマデイラの雰囲気を味わえます。お客さんも観光客がほとんどですが、街中に比べると、観光客も通の人が多い雰囲気なのでとってもオススメ!!!!
マデイラ島で食べた中で1番思い出に残っているレストランなので、コロナ後マデイラ島を訪れたら絶対にまた行きたいレストラン。これだけ食べて合計は32,00ユーロでした!
ポルトガル自体が観光の国になってきてはいたのですが、マデイラ は本当に観光しかないので、なんだかこの訪れた場所が今どうなっているかが心配ではあります。
とんでもない時代を生きている私たちですが、日々の当たり前に感謝をし、旅行したい思いをどうにか少しでも埋められるように私も何か面白いポルトガルのモノを日々お届けできるように努力して行けたらと思います!
今日はほんの少しでもポルトガルの沖縄のような存在であるマデイラ島の郷土料理のことを知ってくれたら嬉しいな!と思い書いた記事でした。
ということで、今日の記事は日本で何をすれば旅行気分に浸ってもらえるかな〜?と考えて思いついたポルトガルはマデイラ島の郷土料理エスペターダをお家で作ってみよう!を提案させてもらいます!
旅行ができない今、どんなことができるかな?と思いお家でできる串刺しレシピを考案しました!
ポルトガル調味料マッサをベースにして応用編として作った、「Tempero Doce」で作ったポルトガル料理のエスペターダは、なかなか自分では出せないポルトガルの味の調合を現地してしたモノを、日本に連れて帰ってきたヒトビンです。ポルトガルらしいハーブとパプリカの香りがお口の中に広がって、一気にマデイラの気分に浸れます。
そんなソースに漬けて串にさして焼くだけのマデイラ 料理エスペターダ!テーブルが一気にポルトガル、マデイラ 島にワープしますので、ぜひお試しを!!!
パプリカ&ハーブの調味料:700円(税抜)
レシピはこちらから!!!
>>>>>美味しいポルトガル商品はこちらから
10代の頃からフランス、オーストラリア、ブラジルと様々な国々にて10年ほど海外生活を送った後、いわゆる西洋文化の中ではポルトガルが日本人に1番合うと確信。ポルトガル移民が多いブラジルはクリチバに在住中、ポルトガルと出逢い、2014年ポルトガル食品のインポーターに。
ポルトガル語、英語、日本語の3ヶ国語を話す。1児の母。趣味は茶道とフルート。
最近は「ZEN」と「マインドフルネス」について調べるのが好き。