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アヤナザのポルトガル通信

【世界はほしいモノにあふれてる:ポルトガル】マッサ?みっそ?の豆知識


2021.01.29


こんにちは。ポルトドポルトの齋藤絢香です。
みなさん、嬉しいメッセージやお便り、本当にありがとうございます。日々メッセージを見ては、色々と共感してくれる方はいるのだな〜と嬉しく思っております。インスタではIGTVの質問コーナーにも答えましたので、ぜひお時間ある方見てみてください!

NHK「世界は欲しいモノにあふれてる」で出てきたマッサが気になっている方も多いと思いますので、
魔法の調味料マッサ

と呼ばれていたポルトガルの調味料を今日はご紹介したいと思います!



そう。デビットとアンドレイアが魚の上に塗りたくっていたあの赤いソースのことです!!!

まず最初にマッサの正式名称は Massa de Pimentão や Massa de Pimento 読み方は、マッサデピメンタオンやマッサデピメントです。パプリカペーストと言うニュアンスの名前なのですが、すでに今画面の前で、「ハァ???」と思ってスクリーンを閉じようと思っているアナタ!!!ちょっと待ってください!!!

日本語では何とも使いにくし、覚えにくいし、1度聞いたら3秒で忘れられそうなこの名前。

それを知ってか知らずか、番組中に鈴木亮平さんが「マッサ?みっそ?」
とわざとトボけてくださり、それが分かりやすかったので、日本語では通称マッサとでいくことになりました。
これならきっと覚えれるハズ・・・

しかし、マッサだけですと、ポルトガル語では、英語でいうところのdough(ドウ)そのため、ポルトガルへ行って
「マッサが食べたい」と言っても通じません。マッサがパプリカを指すわけではないのです。

マッサを食べたいと言ったところで、マッサは、dough(ドウ)を指すので、ポルトガル人は生地ものであるパスタやラザニアみたいのの生地を想像されると思います。マッサ?みっそ?の時にいた輸入者としてそれは伝えておきたいと思い今日はその説明をしました。

マッサはパプリカがギッシリ詰まったペースト。映像のネリアがいた場所アレンテージョ地方が発祥のパプリカの調味料で、元々は食料を保存する際に使っていたものです。赤パプリカを塩に漬けて発酵させたもので、1日に何か発酵したものを食べようと心がけている私はすぐに味調整の調味料として使ってしまいます!

ポルトガル料理以外でも本当に何にでも使えて、パエリアを作る時もいつも私たちはマッサだけで作りますし、唐揚げも、パスタも、オムライスもいつもマッサ。気をつけて欲しいのはトマトソースのようなものではないので、パスタにこの1瓶をドバーっと入れたりはしないでください!ということです。(感覚としては、トマトベースだとしたら2人分の量の味付けに大さじ2とかくらいで)

マッサは発酵されているため少しお料理に足すだけで本当に「ポルトガルの味」「なんだか分からないけれど奥深くて美味しい味」が引き出せます。ぜひ、お友達や家族に何かを作ってあげて「これてって何?料理上手だったの??」と言われてみてくださいね!!!

マッサの詳細はこちらからどうぞ!



ポルトドポルト
齋藤 絢香


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Profile
筆者:アヤナザ(齋藤絢香)

10代の頃からフランス、オーストラリア、ブラジルと様々な国々にて10年ほど海外生活を送った後、いわゆる西洋文化の中ではポルトガルが日本人に1番合うと確信。ポルトガル移民が多いブラジルはクリチバに在住中、ポルトガルと出逢い、2014年ポルトガル食品のインポーターに。
ポルトガル語、英語、日本語の3ヶ国語を話す。1児の母。趣味は茶道とフルート。

最近は「ZEN」と「マインドフルネス」について調べるのが好き。