カート
  • ホーム
  • 第30回:リスボンの真ん中にあるバカリャウレストラン

アヤナザのポルトガル通信

第30回:リスボンの真ん中にあるバカリャウレストラン


2021.03.15

まずはバカリャウのお知らせから。3月下旬を予定しておりましたバカリャウの入荷についてですが、到着が遅れていることを報告させていただきます。

昨日のインスタのIGTVでもお知らせしたのですが、コロナの影響でパッケージの工場が完全に止められている状態です。ポルトガルは日本よりも状況が安定しておらず、4月まで完全にスーパーなども止められてしまい、ポルトガルのプリント工場も停止に。しかし、サーディンの工場自体は食品工場ということで動いていたため、もしかして予定通り持ってこれるかな?という希望がありスレスレまで頑張っていたのですが、やはり先日不可能だということが決定的になったため、インスタライブのIGTVにてお知らせさせてもらいました。申し訳ございません。

現在は4月の中旬を目指して全力で頑張っておりますので、なんとかお待ちいただけたらと思います。必ずみなさんの元にお届けします!

そして同時に質問が多かった陶器について!こちらは嬉しいニュースでして、無事に第一便が3月15日に日本に到着予定でございます!そこから検疫を経て色々と書類関係をクリアしましたら無事入ってきますので、少々お待ちください!!!



***

ということで本日はちょっと、バカリャウ関係の記事で行ってみようと思います。バカリャウは今まで私もそんなに重きを置いていなかったのですが、NHKの「せかほし」でプロドゥーサーさんに目をつけてもらってからは皆も面白いと思ってくれていると知り、色々と現地レポをしなければ!と思っております。

今日はレストランで食べたバカリャウについて。観光でリスボンに行ってまず、行っておこう!と思う街中スポットの一つ、コメルシオ広場から続いているメイン通りSão Nicolau通りにあるレストラン。

Bacalhau com todos です。

 

そう。Bacalhau with everything というレストランの名前通りメニューはバカリャウばかり。色々な調理方法でバカリャウが振る舞われます。

観光地のど真ん中の通りなので、ここは来るたびに新しいレストランが出来ているし、きっとレント代も上がっていると思うので、地元の美味しいお料理は期待せずに入店したのを今では覚えています。写真では混み合っているこの通りも今となってはガラガラ。この通りに人っ子ひとりいないなんて私は信じられませんね。

雰囲気作りが上手いポルトガル人。お店も簡素におしゃれになっていて、待ち時間に観察していると、個人経営のレストランではなく、会社として運営しているレストランなんだろうなとすぐに分かるレストランでした。

ポルトガルで飲むとなぜかとても美味しく感じるSUPER BOCK.

目の前に青い空が広がっているからでしょうね。笑 このSUPERBOCKも飲まなくなってもうすぐ1年が経つとは・・・しかしポルトガルではビールではなく、サングリアなどを注文することをお勧めします。

ポルトガルがまだここまで人気が出ていなかった時は、どのレストランに入ってもご飯が美味しくて、ただただ幸せな気分になっていたのですが、まぁ街や国が発展していくと、そういうわけにも行かず・・・あまりポルトガルのマイナスなことを書きたくない私としては、食レポにも困る日々が続いています。

ここのお店は正直に言うと、時間的にもしょうがなく入ったこのお店だし、ここは大の観光地、このレストランも大したことはないのだろう。ブログのネタぐらいになれば良いかな!という感覚で、まずはアペタイトのセビーチェからいただきました。

(10ユーロ)

南米の本格セビーチェを知っている人は「ん?」と思うと思いますが、ポルトガルのセビーチェはとにかくいろいろなスタイルで出てきます。結構好きで色々なレストランで見つけては食べているのですが、創作系のセビーチェが多い!!!こちらは、タコ、バカリャウ、オニオン、トマト、コリアンダー、パプリカ、エビ等が入っていました。とっても海鮮豊富!

安くないけれど、具材などもケチってなくて大満足!!!!海鮮も新鮮でした。しかし、これってセビーチェというより、ポルトガルのタコのサラダに似ていますね。

なかなか美味しい・・・

そして、こちらはバカリャウのパンケーキ。パタニシュカシュ。

(16ユーロ)

バカリャウをすり潰してパンケーキ状にし揚げたものです。バカリャウを食べる上で結構定番な食べ方で、バカリャウのパタニシュカシュは色々なお店で見かけることができます。バカリャウの缶詰がポルトガルから到着したら、これはまさにやらなければならないものの一つ。

侮っていたら、またまた美味!

横のほうれん草とマヨネーズのライスもマッチしていました。なんだか、合わせ方がとってもお洒落!観光客向けのお店だともっと美味しくないことがほとんどなのですが、ここは割と拘っているし、お洒落で美味しくて驚きました!

そしてポルトガル定番のツナのステーキ

(15ユーロ)

これは、まぁまぁでしたが、観光地としては満足するランチのスポットとなりました。

「バカリャウ」という名前がついたレストランで色々なものが多すぎて、結局お気に入りのツナステーキに走ってしまうということは起きましたが、まだバカリャウ食べたことないよ!バカリャウを色々な調理方法で食べてみたい!!という方にはオススメのレストランです。

バカリャウはまさにポルトガルの味。ランチだけで45ユーロ行ってしまうのは高いですが、観光地なのでしょうがないかな?

次回行った時に、リスボンでバイシャ地区を観光中どこで食べるか迷った方はぜひこのレストランに入ってみてください。観光地のど真ん中としては、なかなか美味しいレストランでした!とオススメしたいところではありますが、次にリスボンに戻った時にまだ営業できているかが心配。

レストランは営業停止をされて本当に辛い思いをしていることと思います。このコロナ、早く終わって欲しい。というか、また無事にこの地を踏むことはできるのだろうか・・・そんな風に毎回考えてしまうポルトガル通信の更新なのでした。


旅行ができない今、どんなことができるかな?と思いお家でできる串刺しレシピを考案しました!



ポルトガル調味料マッサをベースにして応用編として作った、「Tempero Doce」で作ったポルトガル料理のエスペターダは、なかなか自分では出せないポルトガルの味の調合を現地してしたモノを、日本に連れて帰ってきたヒトビンです。ポルトガルらしいハーブとパプリカの香りがお口の中に広がって、一気にポルトガルの気分に浸れます。

パプリカ&ハーブの調味料:700円(税抜)

簡単すぎて、レシピはいらないかもしれませんが一応こちらにリンクを貼っておきますね!!!
レシピはこちらから!!!

 


>>>>>美味しいポルトガル商品はこちらから
    
 
  
Profile
筆者:アヤナザ

10代の頃からフランス、オーストラリア、ブラジルと様々な国々にて10年ほど海外生活を送った後、いわゆる西洋文化の中ではポルトガルが日本人に1番合うと確信。ポルトガル移民が多いブラジルはクリチバに在住中、ポルトガルと出逢い、2014年ポルトガル食品のインポーターに。
ポルトガル語、英語、日本語の3ヶ国語を話す。1児の母。趣味は茶道とフルート。

最近は「ZEN」と「マインドフルネス」について調べるのが好き。